春待つ月
吉田エリ
春を待ちわびる虫たちが、土の中でそっと目を覚ます頃。また今年も、少しワクワクするワームムーンが巡ってきます。
2026年3月3日、乙女座で月食を伴う満月が起こります。月食の満月は、いつもの満月よりも余韻が長く、ここで生まれた気づきが、ゆっくりと時間をかけて現実の中ににじんでいくと言われています。
あとから振り返ったとき、「あの夜から流れが変わっていた」と感じるような、静かな分岐点になるのかもしれません。
さて、ここ最近のライブでは、境界線や自分軸についてお話してきました。自分の輪郭を思い出すこと。優しさを失わずに、自分を守ること。
境界線とは、人と人を仕切ったり、分離させるものではなく、出会い繋ぐものなのです。輪郭があるからこそ、人は本当に触れ合える。
私達が本当に望んでいるのは、群れる関係ではなく、響き合う関係ではないでしょうか?
今回はその視点を、少し違う角度から見るこんな捉え方があります。
人との関係の中には、いくつかの関わり方の傾向があります。自然と与える人(ギバー)、バランスを取ろうとする人(マッチャー)、そして無意識に受け取る側に回りやすい人(テイカー)。これは人間関係の中に流れるエネルギーのかたちのようなものです。
ただ、この構造を探ってみると、なぜか優しい人ほど疲れてしまう理由が見えてきます。
もしかしたら、ほとんどの人間関係のストレスは、このエネルギーのやりとりの中で生まれてくるのかもしれません。
そんな時は、自分を責めるよりもまず、不要なものをただ、手放すだけで良いのです。
月食の満月は、すぐに何かを変える夜というより、あとから効いてくる満月。これからの数カ月のどこかで、これまで見過ごしていた違和感に立ち止まったり、境界線を越えてくる関係に自然と距離を取れたり、そんな変化が静かに始まります。
春とは、新しい出会いや物事があらたまる機会。 春を待つ月は、何かを身ごもっている聖母のようです。 次の新月は、いよいよ新時代のエネルギーの扉が開く春分が明けます。
次回の満月ライブでは、大切な準備の期間にちなんで、新しいエネルギーの使い方のヒントをお届けします。
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【満月LIVE】新しいエネルギーの使い方のヒント - 2026年3月3日(月火)21:00〜 |