呼吸をはじめる月
吉田エリ
月の満ち欠けは、いつはじまったのでしょうか。 新月は光を放ち始める時のように、わたしたちが生まれたとき、息を吐くことからはじまりました。
世界へ向かって、自分を差し出すこと。 それが、わたしたちの最初の贈りものでした。
息を吐けば、吸いたくなる。 吸えば、また吐きたくなる。
その往復が、生きるということです。
でも、いつの間にか、 息を止めるようになることがあります。
傷ついて。 わかってもらえなくて。 近づいては、怖くなって。
止めた息は、孤独に似ています。
本当の孤独は、 誰もいないことではなく、息を止めたまま、戸を閉じたまま 誰かのそばにいることかもしれません。
この新月の夜から、「つながる〜コミュニケーション」をテーマに、4回シリーズでお話ししていきます。
コミュニケーションというと、うまく伝える技術や、聞き方のコツ、そういうことを思い浮かべるかもしれません。
でも、今度 深めたいのは、もっと心の奥にある、まだ見えていない影の部分です。
なぜ、わかってほしいのに、近づくのが怖いのか。 どうして、つながりたいのに、孤独を選んでしまうのか。 違和感やすれ違いの中に、何が隠れているのか…。
いったい私たちは、自分は誰とつながりたいのでしょうか?
人間関係に起こることは、いつも自分の内側からのメッセージです。 4回を通じて、コミュニケーションの「技術」ではなく、自分と他者の間に流れているものを、一緒に見ていきたいと思っています。
新月の夜、もう一度、息を吸いなおしてみませんか。
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【新月LIVE】「つながる〜コミュニケーション」をテーマに、4回シリーズ 第一弾 テーマ「孤独と絆 〜わかり合えないからこそ、つながれる〜」 - 2026年7月14日(火)20:00〜 |