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望まないことが起こると、知らず知らずのうちに、その出来事が更に悪い方向に向かって発展している未来を想像してしまうことがあります。自分では、更なる困難を望んでいるはずもないのですが、結局は不安が不安を呼び、想像できる最悪の状況まで思い浮かべてしまうのです。

それは、つまり最悪の事が起こった時への予防線のようなものです。いきなりハンマーで頭を殴られるより、ヘルメットの上から叩かれるほうがましだからです。しかし、そうやって、望まない出来事への怖れに身を固くしていると、気分はどんどん落ち込んで来てしまいます。
可能なら、「ヘルメットの上から叩かれる未来」よりも、もっと「有意義な事」に意識をフォーカスするほうがメリットがあるのです。