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誰しも、約束を破られとしたら、落胆するものです。「約束を守る」ということは、一般的に「正しい在り方だ」というイメージがあります。しかし、多くの人は、この「正しいとされる在り方」に捕らわれ過ぎて、自分の内なる欲求に気づかないでいるのです。

「約束」は、単なる取り決めであり、束縛に過ぎません。約束を交わした時点で、お互いが合意していたとしても、時間が経つと気分が変化することもあり得ます。

気分が変化しやすい人は、約束を守れないことが起こる可能性が高くなり、「信用できない人」というレッテルを貼られてしまうのです。一般的(常識的)に云えば、そう捉えられがちですが、その人の本質は、「今、ここ」欲求に正直なだけなのです。