働く感情たち
吉田エリ
ところで、あなたは「感情労働」という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に言えば、自分が本当に感じていることを脇に置き、「社会や他人の物差しや期待に合わせて、自分の感情や感情表現をコントロールすること」を指します。
従来は、看護師、介護士、セラピストなどのサービス職や対人援助職が代表例とされていましたが、現代では、あらゆる人々が日常的にこのような感情労働を行っている状態にあるようです。
前回のライブでは、人の気持ちを読むことについてお話ししましたが、このように相手の気持ちを推し量り、それに合わせて自分の言動や感情を調整する活動も、感情労働の大切な要素の一つです。
人間関係で苦労する人を見ていると、興味深いことがあります。それは、他人の気持ちには敏感なのに、自分の気持ちには鈍感な人が少なくないということです。
相手が怒っていることには気づく。相手が不機嫌なことにも気づく。相手が期待していることも何となくわかる。
ところが、「私は今、何を感じているのだろう?」「私は本当はどうしたいのだろう?」と尋ねられると、急に答えられなくなってしまうのです。
IQが知能指数であるのに対し、EQは感情知性、あるいは感情的知性と呼ばれています。
感情知性とは、単に他人の気持ちを理解する能力ではありません。まず自分の感情に気づき、それを受け入れ、適切に扱う能力です。そして、その上で他者の感情にも関心を向け、良好な関係を築いていく力を指します。
私は長年、表現アートセラピーの現場で多くの人と出会ってきましたが、人間関係が変わる人には共通点があります。
それは、他人を変えようとすることをやめて、自分の内側で起きていることに耳を傾け始めることです。
「相手がどう思っているか」よりも、「私は何を感じているのか」。
その問いが深まるほど、人は不思議と他者との関係に振り回されなくなります。
今回のライブ配信では、この「感情」の興味深い働きや、あなた自身の感情知性(EQ)の傾向を知ることができるEQテストなどをご紹介します。
※ ライブでご覧頂く方は、ぜひ下記のページから事前に「感情的知性(EQ)診断テスト」を受けてみてください!
👉 http://atelier-ys.jp/deta/EQ.html
それでは、ライブでご一緒できる方は、本日15日(月)夜8時にお会いしましょう。
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【新月LIVE】テーマ「働く感情たち・・・わたしはなにを感じているのだろう?」 - 2026年6月15日(金)20:00〜
※いつもと配信時間が違いますのでご注意ください。 |