夢のあとさき

新月にドリームマップを作るワークショップをはじめて、今年で3年目になります。以前は時期にこだわらずやっていましたが、春分の新月にやるようになって、なんとなく春という季節が好きになりました。
それまでの春は、私自身とても体調を崩しやすい時期だったり、天気も不安定なこともあって、何となく敬遠してしまう季節でした。
でも、この春のドリームマップを初めるようになって、依然体調を崩すのは恒例なのですが(苦笑)その後のこのWSの楽しみがあるので、なんとか乗り切れるようになりました。
そして、このワークショップを開催すると、なんとなくみなさんも楽しい印象があるのか、希望する方が多いようです。
夢を描く〜単純にそうイメージすると、楽しいだけなのかもしれません。

しかし、いざワークが始まると・・。
個人差はありますが、皆それぞれ、苦労している様子が伝わってきます。
本当に自分が叶えたい夢はなんだろう?

表現アートセラピー画像2「私は何がしたいのだろう?」

この問いは、とても深いものです。
だから、自分の深い部分を探らなければならない作業にぶつかります。
これは、その人が夢を描けないということではなく、きっと前向きに何かを積み上げたい時期なのか、休止して自分という存在をより深く掘り下げ、理解したい時期なのか?によるのではないか?と私は思います。
私自身、毎年、調子よく描ける時期と、とても苦労する時期があります。
なんとなく、腑に落ちないドリームマップを半ば妥協しながら仕上げ、ぼんやり見つめる気持ちは、なんとなくため息がでてしまいます。

それでも、、不思議なのは1年経ってみて、ふと見ると、適当に貼り付けたコラージュ写真にその1年のエッセンスを見つけたりするのです。
それは、自分の無意識からの預言だったのか、偶然だったのかは、私自身が決めれば良いことなのですが、不思議と同じ話を体験したみなさんからお聞きします。

やっぱり、繋がってるんだなあ・・と思える瞬間です。

今年の東京ワークショップは桜満開の中迎えました。
いつもと違う工芸室で味気ない始まりでしたが、終わりは和室で、これもなんだか風変わりなワークでした。
ワークが終盤にさしかかって、撮影しているノリさんが「和室は駄目だな・・」とつぶやくので、「どうして?」と、写真を見て絶句・・。
和室のボディワークはほとんど宴会の余興にしか見えない!笑

みなさん、本当に真剣に取り組んでくれているのを、間近で見ていて、その時は何も気づかなかったのですが、写真で見るとこんなに印象が違うのかとびっくりでした。

この日はWSの最終日であり、HPのリニューアルアップなどもあって本当にバタバタと過ごした1日でした。
それでも、終わってからみんなの夢マップを目にして胸がいっぱいになりました。
みんなの夢がみんなと出会えますように。