Field of Dreams 〜2009年ドリームマップワークショップ〜
【アートセラピーで知る こころのかたち】出版披露の会を終えて
2009年ドリームマップワークショップは五分咲きの桜の堅いつぼみを眺めながら迎えました。毎年行っているこのワークですが、今年は記念すべき日となりました。
昨年のドリームワークの時に祈った本が完成を迎え、この日に皆さんにお披露目をすることができたからなのです。
「昨年のドリームマップを改めて見直してみると、沢山夢が叶っています!」という皆の声に驚き、自分の夢はどうかしら?と振り返ってみたものの、何が叶っているのか気づけずにいました。それは、年末から本の制作に追われ、昨年自分が何を願ったのかさえ忘れるぐらいの忙しさの中を過ごしていたから…。
本が校了し、あらためて本が出来上るまでの道のりを思ったとき、ワークをいままで体験してくれた人達のことが思い出されました。
こんな大切なこと、今頃気づくなんて!本の誕生のお礼を伝えたくなり、急に出版のお知らせと感謝を伝えるための集いを企画することにしました。
そして、日程を改めて見ると、週末はすべてWSで埋まっています…。「どうしよう…」悩んだあげく、夢のワークショップが終わってからの時間をあてることを思いつきました。
決心してから、ドリームマップワークショップの開催日までは、ワークショップの準備、そして出版披露の会の準備で大わらわでした。なにしろ、何も準備していなかったのですから…。(苦笑)慌ただしく準備する中で、ふと1年前につくった自分のドリームマップを見直したとき、雑誌から切り抜いたキャッチコピーが目にとまりました。
「言葉の力」
私は、あの日、今年は本を完成させたい願いをこめて、この言葉を貼ったのだ。その時は、何を創るのか、書きたいのか解らずに…。言葉が伝える力や本という媒体への思いを込めて、このキャッチコピーを貼ったこと。そのときの想いがふいに蘇り、私の無意識は、ちゃんとこうして私が忘れているうちにも働いてくれていたのだ・・ということに気づきました。
その思いが叶った日が、同じドリームマップワークショップの開催日になるなんて・・・。なんだか胸がいっぱいになりました。
この本には、私のアートセラピーの経験の歴史が詰まっています。それは、皆さんからいただいた沢山のメッセージでした。ワークショップ終了後の慌ただしい時間のなか、沢山の人が手伝ってくれ、出版披露の会の準備を整えてくれました。そして、懐かしい仲間たちが集まってくれました。
2時間はアッという間で、一人一人にお礼を伝えらえないままお別れをしました。
今頃になって、挨拶も、なんだかあわててすましてしまい、ろくなこと言えなかったなあ・・と反省するばかり…。その分、ノリさん、マイキー、大沼くんがしっかりとフォローしてくれましたが。改めて、ボランティアの皆様、お疲れ様、いつもありがとう。
そして、会へ足を運んでくださった方、そして来られなかった方、私が出会うことができたみんなへ。
この場を借りて、感謝の気持ちを伝えさせてください。
本当にありがとう!
会では、今までのワークショップでノリさんが撮り続けてきた写真のスライドショーを上映しました。「はじめてのアートセラピー」から「こころのかたち」までの5年間の記録です。スライドショーのために選んだ曲は「やさしいきもち」と「言葉にできない」でした。その曲の中の歌詞がそのまま、みなさんへの私の想いそのものだったから。
「心からあなたにつたえたいことがある
心から本当に ありがとう あいしてる だいじょうぶ」
「あなたに逢えて本当にうれしい
うれしくて、うれしくて、言葉にできない」
そのあと全員で夢を叶えるためのミニワークをしました。何しろ、この日はドリームワークの日なのですから…。
2009年の春の日。
みんなでVision Seedの絵を描きました。
「私がいつまでも夢を育てる畑〜Field of Dreams〜を耕していけますように。」そんな今年の私の夢の種をまた蒔きました。
皆さん本当にありがとう。
そして、皆さんが蒔いてくれた夢の種が育っていきますように。
愛を込めて
吉田 エリ