ココロもカラダもスペースも
最近、世の中には静かな断捨離ブームが起こっている様子。
「断捨離」とは、そもそもヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方から発展したもの。不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を目指そう、というアイデアが、モノに溢れかえった現代人の心を掴んだのでしょう。
かく言う私も断捨離にはまった一人。
そして、ここ数年は身体のデトックスにも熱中してきました。人一倍めんどうくさがりで、飽き性の私が、なぜかここに来て、コツコツと続けている理由は、心と断捨離そしてデトックスの共通点にあります。
「モノを捨てることや身体の毒素を浄化することは、感情を解放したり、思いを捨てることに似てる」そう改めて気づいたのは、10年以上前から取り組んで来た心のクレンジングワークの経験があったからなのです。
片付けは、なんとなく必要に迫られて実践できるようになっていましたが、やはりそれでも増え続けるモノと格闘する毎日。
ここ数年は断捨離ブームに助けられ、どんどんモノが片付いて行くのでした。
若い頃は、面倒くさくてやりたくなかった片付けも今は、なぜそれをしたほうが良いのか納得できると、続けることができるようになったのでしょう。
お掃除すること、浄化することの大切さを今更ながら、感じています。
そう思えるようになったのも、この年になってから。
もっと若いころに習得したかったという念が沸いたら…、すぐにクレンジング(笑)ついつい、心に負担をかける考えばかりが毎日沸いてきます。
これをその都度お掃除すること、洗い流し、解放してあげることが大切なのです。その面倒さよりも、快適さに勝る気分はありません。
そして私にとって、身体に関するデトックスが一番遅れていました。
昔煩ったぎっくり腰から来る腰痛を治すためのエクササイズを機に食事療法、ダイエットなど、様々なデトックスを試してみました。
それまで身体よりも心、という偏った価値観を持っていた私も、ようやく身体、心、スピリットとの繋がりを実感できてからは、どれもが楽しいレクレーションのようです。
おかげで、苦もなく継続することができ、目に見える効果を実感することができました。
身体のデトックスに目覚めてからは、近所のスパへサウナや炭酸泉に入りに行くのが以外な気分転換になっています。最近は都会でも天然温泉も楽しめるスーパー銭湯なるものが増えてきて、ちょっとした温泉巡りの気分を気軽に楽しめるのです。
そんな温泉巡りのある日、温泉の湯船につかっていると、若いキレイな子達がしきりにエステや美容整形の話に花を咲かせている場面に遭遇しました。
「◎◎ちゃん、今度目を整形するらしいよー」「まじー?私もやりたい。どこでやるって言ってた?」と話す女の子はとってもキレイな顔立ち。
さて、最近は皆さん美容院に行くようなノリで整形に行くご時世になったのだろうか?と、時代遅れの私などはびっくりしてしまいました。
それにしても、人は家の掃除をしたり、身体を清めたりするのに、どうして心のクレンジングは流行らないのかしら?などと不思議になってしまいました。
きっと皆この解放感、気持よさ、軽さを知らないからかもしれないなあ…。
そう思ったら、やっぱりこの気持よさ、みんなに知ってもらいたいと思い、マインド・デトックスの本を書くことにしました。
これまでのワークショップを提供し、心の荷物を整理することで楽になったというフィードバックを沢山もらったリリースワーク。その詳細をご紹介する本になりそうです。
デトックスの大切さを体験するうち、いつかまとめて本にしようと、ここ数年願っていたヴィジョン。昨年の春のドリームワークで創った夢がまた一つ叶うことになりました。
心の浄化(マインド・デトックス)は確実に夢やヴィジョンの実現には欠かせないプロセスなのです。
毎年デトックスのワークショップがある8月には出版できるよう、この春はすべてのWSから離れ本の執筆のために鎌倉に缶詰状態です。(笑)
無性に気分転換に出かけたくなる気持をひたすらリリースしながらゴールデンウィークのインナーチャイルドワークショップを心待ちにする日々を送っております。