見つめるということー新企画のお知らせー
瞑想が役に立つということは昔から知っていましたが、昔は積極的に瞑想するという気持ちになれませんした。
じっと座ることは苦手ではありませんでしたが、思考を止めて在るがままを見つめるということは、なんとも落ち着かないものです。若い時はなおさらで、その効果など知る由もありませんでした。近頃は、若い人も瞑想したり、ヨガをする人も多く、「みんな、偉いなあ…」と感心してしまいます。
そんな私でも、最近は瞑想することが日課となっています。
瞑想もいろいろスタイルがありまして、ただ座る瞑想から、歩く瞑想、書く瞑想、踊る瞑想、歌う瞑想など。じっと座ることが苦手な人には朗報でしょう。
瞑想とは、自分自身を見つめることを目的にするのですが、何を見つめるかというとこれまた色々あります。自分の思考。自分の身体の状態。外界で起こっていること。瞑想は別称で観行といい、観察することがその本質です。何かの為に見るのではなく、観るために観るのです。
観ることの極意は、実践なくしては語れません。
私もつくづく、実践することの大切さを知りながら、あれこれ理由をつけては、三日坊主を決め込んでいたのでした。ただ、ようやく最近になって、自分の中心に戻ることの大切さを感じ始めたとたん、毎日欠かさず続けられるようになったことは大きな進歩でしょうか…。
実際に、自分の心の中を見てみるとおかしいことがいっぱいです。
普段いかにとんちんかんなことを考えているのか、瞑想してみるとわかります。そして、私のエゴはとってもそれを嫌うのです。だからこそ瞑想するのが苦手でした。今ではその苦手意識もなくなり、嫌がるエゴを観察することを楽しんでいます。
すると、とても面白いことがおきました。
私の中には、あらゆる問題に答えてくれる賢者もあり、欲求を訴える子供もいました。そんな人格の話をボツボツと書き記すことを始め、自分が変化し始めたのです。
現実と思っていた日常が、幻想の一部だということが少しづつ見えてきました。そして、ようやく、意識の仕組みが身体で理解できるようになったのです。それは、ちょっとしたパラダイムシフトでした。
その中で、自分が受け取った数々の言葉を、少しずつご紹介することにしました。これまで、ありがたいことに、とっきーこと、奥本時子さんが、ワークショップで私が話した言葉などを編集し、ツイッターなどでアップしてくれていましたが、ようやく自分で毎日書いてみようという気持ちが涌いてきたのです。
2015年はまた、一つの節目だと言われています。
節目にはお掃除が一番。心の中に保留にしていた問題を、この時期改めて見つめることは大切です。
これから1年の間毎日、自分への問いかけと、その答えを一つずつfacebookのファンページ上などでシェアしていこうと思います。
私の中で響いた言葉が誰かの心の中にも響くとしたら、それは一つの楽しみでもあります。
新企画は4/29から、アトリエワイエス公式facebookファンページ上で連載いたします。
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