昊の羽音、魂の社(そらのおと、たまのやしろ) 〜小嶋さちほさんとの出会い

その昔、阿摩美久(アマミキヨ)が天帝太陽神から命じられ天下ってみると、下界は一面の大海原でした。そこに天からもらった土石草木で多くの島々を創って行きました。そして、次に神に一男一女を下してもらい、この二人から人類が繁栄していったといいます。
この沖縄諸島に伝えられる代表的な神話の主人公が琉球王国創世の女神、アマミキヨです。

アマミキヨは、天から下る初めの地として久高島に降り立ちました。その後対岸にある沖縄本島の南、ヤハラザヅカサという地に渡ったアマミキヨはその後、沖縄に数ある聖地を創っていったそうです。

表現アートセラピー画像3この神話のことを教えてくれたのは、沖縄の玉城に棲む音楽家の小嶋さちほさんでした。

さちほさんは、玉城に八角堂というスペースを営んでおり、そこには日々(多分、世界中?)から沢山の方が訪れ賑わう場所で、表現アートのワークショップをするには絶好のロケーションです。
昨年の秋、久高島の後の沖縄本島でのワークの場所を探していた時に縁あって出会い、その八角堂のスペースで表現アートのワークショップを行うことが出来ることになりました。久高のワークを終え、八角堂に荷物を運び込むとすぐに、さちほさんが玉城に点在するアマミキヨ伝説の聖地巡りに連れて行ってくれました。

アマミキヨが流れ着いたヤハラヅカサの浜や、美しいわき水の流れる垣花樋川(かきのはなひーじゃー)や玉城の丘。
彼女に連れられ聖地を廻るうちに、まるで私自身がアマミキヨに連れられ、行脚しながら地に足固めをしているような心地になってきたのでした。

表現アートセラピー画像4さちほさんが営む八角堂は、美しい玉城の海を見渡す場所にあります。彼女はこのスペースを、ご主人を亡くした後に一人で創ったそうです。ご主人はロックバンドBO GUMBOS(ボ・ガンボス)のどんとさん。そして、彼女自身も80年代に活躍したバンド(ZELDAゼルダ)のミュージシャンでもあり、現在も日本や海外で演奏活動を行いながら、今でも八角堂に訪れるとんどさんのファンの方と交流しているそうです。

さちほさんと出会い、お話ししていくうちにだんだと彼女の持つパワフルなエネルギーを感じ、やはり私がアマミキヨのイメージを重ねたのが偶然ではなかったことを知りました。
彼女のエネルギーはパワフルだけれど、とても優しくまるで月の女神のようでいて、創世の神のような力強さも兼ね備えています。そんな彼女だからこそ、どんとさん亡き後、女手一つで子供達を育てながら、彼が愛した沖縄の地に鎮魂のために八角堂を建てたのかもしれない、などと想像してしまいました。

表現アートセラピー画像7彼女と一緒にいると、まわりから「姉妹みたいね」と言われます。
それはもしかすると、同い年、同じ時代に生きて、同じように二人の息子を育てたことや、今似たような活動をしているからかもしれません。
ですが、私達は似ているというよりも、対極のエネルギーを持っているような気がしてなりません。私は彼女の持つ神秘的な力に憧れ、彼女も私が持つ安定感に好感を持ってくれたように…。

さちほさんは現在、演奏だけに留まらず、音を通して宇宙と繋がる「音魂瞑想」を産み出し、全国でワークショップをおこなっています。
声が織りなす音の神秘的な波動を使い、天と繋がる体験は一度感じてみると素晴らしい体験となるはず。
その音魂瞑想のことを知り「いつか一緒にワークショップができたら良いだろうな…」という夢が叶い今年の夏に、北軽井沢のアトリエにさちほさんをお招きして、二人で音と身体の瞑想ワークショップをやることになりました。

表現アートセラピー画像9昊(そら)とは夏の空、つまり宇宙を意味し、宇宙(そら)の羽音(おと)とはスピリットの声を指します。
魂の社(やしろ)とはスピリットの宿る肉体のこと。
天と繋がるさちほさんの音の瞑想と、地に繋がる私のアートワークのコラボレーションで、心地良い時間を織りなすことができるのではないかと今からワクワクとしています。

ワークショップでは、声のトーニングやボディワークを使ったグラウンディングやダンス、スピリチュアルエネルギーワークなど、新月のタイミングに願い事まで叶えてしまうパワフルなプログラムです。
地球がアセンションする、この時期ならではのスピリチュアル体験を夏の軽井沢でぜひお楽しみください。

表現アートセラピー画像8ワークショップのお知らせ

【Soul Voice WS 2014 in北軽井沢】
昊の羽音、魂の社(そらのおと、たまのやしろ)
音と身体〜音魂瞑想と表現アートセラピー

【日 程】8月23日(土)〜26日(火) 4日間

【受講料】77,760円(72,000円+消費税5,760円)
※食費・宿泊費込み

【場 所】アトリエワイエス 北軽井沢アトリエ

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