参加者の声【ファシリテーション基礎講座2023】信頼というリミット

ファシリテーター?ファシリテーション?どんなワークなんだろうと漠然とした思いで参加を決めたが、やはり参加して良かったと思う。
初日、朝自宅を出るときは寒かったが鎌倉は冬とは思えないくらい暖かかった。

鎌倉へは時々来るのだが、材木座やYSのアトリエは初めてで2Fから海を眺めながらゆるゆると解放されていった。午後の太陽が海面に差し込んで天然のサンキャッチャーがとても美しかった。海に近い空気は柔らかで、呼吸が解放されてとても楽だ。

1日目はレクチャーがメインだった。去年聞いた内容もあったが少しは理解が進んだと思う。
夕ご飯は、なんと、お節料理!だったので、今年はお正月が2回来たみたいでとても楽しい時間だった。

2日目からは、葉山湾が見渡せる場所に移った。ファシリテーションの実体験ワークになった。1人5分でワークを提供するのは時間としては長く感じたが、流れに乗れて楽しめた。

以前はこういうワークは苦手だったが、今回はたくさんのムーブメントを味わえたし開放感があった。
成長したのかもしれないな?と思った。
海からの風とあたたかさや香りを感じながらワークが出来て良かった。富士山も見えて夕日がとても美しかった。

4つのポジションワークは、1日目のレクチャーを土台にして少しは体感的に理解して動けたと思う。
2日目の後半からは、4人一組でワークを提供するというミーティングになった。

1人でファシリテーションするより難しいということだったが、ほんとにそうだったと思う。グループのメンバーそれぞれに、壁というか何かを感じながら進めることになったのではないかと思う。

気づいたことはいろいろあるが、わたしが自分自身に気づいたことは、“信頼とリミット“ということだった。

まだ、アートセラピーというジャンルに出会う前、セラピー系のワークショップやセミナーに初めて参加した頃を思い出した。
私も含め、それぞれたくさんの問題を抱えた参加者が混在していた。セミナー、ワークの中で思わぬ出来事が起こることもあり、その頃のわたしは“こういうセミナーやワークの時はこのくらいの信頼でやろう”と決めたのかもしれないと思った。
そしてそれは長い間わたしの中にあり続けてきたものだと思う。

でも、今回の4人でワークを提供するということは、その長く私の中にあった信頼の枠を手放してエッジを超えていかないと、ほんとの?、真のファシリテーションにはつながらなかったのだと思う。

今回のわたしはそれに気づいたところまでで、その先の学びは続く、になってしまったが、気づいたことはわたしにとってはとても大きな事だった。

3日間、参加したみんなと共有し体感したことはたくさんあって、日常に戻って、動いていた感情やエネルギーが収まってきてもいる。

エリさんが言っていた“土になる”を想ってみたが、う~ん何だろう?“ただ自然体でそのままで開いて居る、温かく居続ける”ってことかな?くらいは思いつくかな。

気づいていないとどこかに埋もれてしまうものだし、当たり前すぎて見過ごされていくものかもしれない。まだよくわからないけれど、ズシッとした重量感が残った。残像??残響??

3日間の中で今回は、エリさんのおちゃめな姿に出会い、えりこさんの責任感の大きさを感じ、マイキーさんの深い人間性にグッと来た。

エリさん、えりこさん、マイキーさん、一緒に参加した皆さん、ありがとうございました。

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