参加者の声【インナーチャイルドWS in 北軽 2023-絵本】チャイルドが喜んでる

インナーチャイルドについてのレクチャーは、私にはかなり難しく。(あー、お手上げかも。ついていけない・・・。よくわからない。どーゆーこと!?)状態で、呆然自失からのスタートでした。

それでもワークは続いて、否定的な観念を書き出すノート作りを。表紙と裏表紙は、これでもか!というぐらい、ネガティブな感情を表現したものにしました。ネガティブなのに、その表現がなんだかお気に入りのものになりました。

ところが、肝心の否定的な観念・・・ってどんなこと!?わからないなりに自分で考えてみるものの、これであってるのかな!?となる。昔から、これであってるか間違っていないか正解を探してしまうところが自分にはあって。正解なんて、どこにもないだろうに・・・。そんな自分が、また顔を出す。

アトリエYSの良いところは、皆で一つの食卓を囲めること。ワークはワークで集中してやるけれど、そこから一旦離れて、食事の時には皆でワイワイ楽しくお喋りしながら過ごせる。その時に、隣に座っている仲間に、否定的な観念を考えるのが難しいと相談すると、そういう時は、こんな風に考えてみるといいかも!?「それって、本当!?どうして〇〇だと〇〇なの?」そう聞いてもらえると、(おー!!)と気付くことが。仲間の存在って、有難いって思った瞬間でした。

そしてYSでは、WS中のガイドラインが最初に示されるし、そのガイドラインがトイレに貼られていて。トイレに行くたびに、そこに立ち戻れる。
「そうだ。今ここを大切にするんだった」
「そうだ。冒険してみよう」
次の瞬間少しでも今ここにいてみよう。
次の瞬間少しでもチャレンジしてみよう。
ガイドラインがあるからこそ、WSが意義あるものになっているように感じます。

黒い絵本作りは、私は間違ってしまって、絵本というよりも、あった出来事をそのまま綴ったようなものになってしまい、出来た後で皆と全然違っていて正直落ち込みました。恥ずかしかったというか・・・間違ったこともだし、そのままを綴っている内容を知られる恥ずかしさもあったかな。私のは、絵本でもなんでもない。出来るなら、タイムマシンで戻ってやり直したいと思ったけれど、これはこれで間違った自分も受け入れてあげないとなと家に帰った今そう思ったりしています。だけど、読み返したい絵本ではないので、帰って来ても開いていません。

白い絵本作りは、エリさんにヒントやアドバイスをもらいつつ、お話作り→サムネイル→絵本作りと、自分のペースでやることができました。誰かと関わり続けるWSは、結構精神的に消耗したりしてしんどいけれど、絵本作りは誰かとするのではなく自分で作るので、自分の世界に入って自分のペースで出来るから、そういう意味では負担が少なかったのかなと思います。

それぞれが、自分の世界に没頭しているんだけど、同じ時間・同じ空間で一緒に作っているという空気感は、心地よかったな。まさにアトリエだった!流れている音楽に皆で突込みを入れたり。
絵本作り最後の夜には製本が始まって、初めての製本にドキドキだったけれど、出来上がっていくにつれて喜びもひとしおだったな。
製本は最初時間が、すっごくかかって(これ次の日になるんじゃないの!?)っていうぐらい時間がかかっていたんだけれど、だんだん慣れてくると楽しくなってきて。慣れて楽しくなってきた頃には終わってしまって、ちょっとしょんぼりしたり。

最後表紙の作成をしてエリさんに見せに行くと、やり直しになってしまい。取れないようにとボンドで貼り付けた紙をはがすことになって、はがしたら表紙が大変なことに!!
言葉を失っている私に、マイキーがフェルトを貼ってみたら?と提案してくれました。1人だと思いつかなかった発想で手当て(笑)をすることができました。そうそう!立体的なのを作ってみたいと思ってたんだ!ということも思い出して、嬉しくなりました。

題名の「ふうせん」の「ふ」の字を書くと、横から見ると顔のように見えて、近くにいる人たちで「顔に見えるー!」と笑いあったり。そんな時間が、とっても楽しかったな。表紙のリカバリーは、とても良い思い出になりました。

そして、日常で諦めそうになった時、自分を励ましてくれる大事な絵本が出来上がりました。絵本作りに没頭している間、私の中のチャイルドも、とっても喜んでいたように思います。

ありがとうございました。