参加者の声【インテグラル・アートセラピー入門 セルフ・ファシリテーション 】やさしいきもち
ファシリテーターという言葉は以前から知っており、はじめは実践することで体験的に学びたいという動機から参加しました。
自分の中に様々な人格がいる、そしてその一人一人に目を向けて、「居場所」を作ってあげる。これは今までになかった感覚で、私の中にストンと落ちてきた言葉でした。
以前から何か問題が起こった時、怖がって逃げる自分、それを責める自分、周りの反応を気にする自分、そしてそれを責める自分・・・
これらの人格を意識することが多くて、その度にそれらの人格を否定し、落ち込んでいました。(そもそも、それぞれを人格として認識していなかったけれど)
実際にワークをやってみると、この他にもやりたいことに無邪気にワクワクしている自分や、優しく応援してくれる自分、全く目立たないけれど静かに黙って座って傍観している自分・・・たくさんの自分がいました。
粘土を使って目に見える形でこれらの人格を外に出した時、初めてそれらの存在を認め受け入れることができました。そして、それぞれが一生懸命に自分の存在を主張していることも。
それに初めて気づけたとき、心がジワーンと暖かくなり、優しい気持ちが広がりました。
それにワークではいつもグループのみんなが話を聞き、一緒に考えてくれるのがとてもうれしかったです。
講座を受けた直後は頭で理解しようと頑張る気持ちもあって、少し難しく感じたのですが、その後の生活の中で自分の中にファシリテーターの感覚が少しずつ、確実に育っていることを感じます。
感覚的に分かったことと、インテグラル理論などの知識が、少しずつ頭の中で繋がってきています。
あの日以来、私はどんな悩みも、気持ちも、自然と自分に対して「聞く」ようになりました。そこにはいつも「自分」が聞いてくれる安心感と、「自分の気持ち」を聞こうとする優しい気持ちがあります。
それに自分の中に色々な人がいると思うと、心強く感じるようにもなりました。
自分を様々な角度から見つめられた3日間でした。
表現すると無意識に思っていることが意図せず出てきて、本当に面白いです。まだまだ自分で分かっていない自分がいると思うとわくわくします。
それにこの感覚は自分自身にだけではなく、周囲の人に対するときもとても大切だなと思います。どんな人に対しても、表面に現れた言葉や態度だけで受け取ることがなくなってきました。(難しいときもあるけど・・・)
人はこんなにも多面的で面白い存在なのだなと、面白く感じられる自分がいます。
一緒にワークをしてくれたみんな、ありがとう。
そしてエリさん、アトリエワイエス のスタッフの皆さん、素晴らしい時間と場、そして気づきをありがとうございました。