参加者の声【定期専修講座2020】いいよ、このままで。
今回の感想を書くにあたり、何を書こう、印象に残っていること、現在の生活に活かしてことをしばらく考え、過ごしてみた。
ワークショップの参加を決めたのは、自分自身のために何をしてあげればいいのかわからなく限界を感じていたからだった。
「生きづらい」と幼稚園で集団に入った時から、ずっと感じている。その前からなのかもしれない。
周りの子のようにできない、他者と違う違和感がすごく気になり続けながら、大人になっても感じ続け、減る傾向だったが、合わない職場になってから強まった。
合わずに苦しかった子供の頃を特に思い出し、変わっていない私を感じていた。自分の中でやりくりが苦しくなっていた。自分自身のコントロールの難しさに困っていた。
ワークショップの時間は、特別素敵な時間のように感じながら、生きづらいと感じている日々の仕事や学校時代での時間とあまり変わらない感じもした。
やることの説明に従って、時間を気にして、自分の作業をして、グループを意識して、シェアして。やってることはほぼ変わらないと思った。日々の私が、良くも悪くもあると思った。
私は、表現や人は面白いけれど、グループへの疲れ、苦手さを感じた。スピード、迷い、わからない、混乱に疲れていた。
ワークショップ中の体験やエリさんの話から、自分が苦しんでいる仕組みがわかった。
わかったことで、今までとは違う自分や他者、社会の見え方が生まれた。人や環境に合わせないと生きていけないと、できていないと生きていけないというメッセージを幼少から強く感じ、激しく葛藤して、頭をぐるぐるさせ、心も頭も体も疲れさせ、苦しくなるストーリーを作り、自分を苦しくさせていることに気が付いた。
私は、人の表情、言い方、雰囲気を感じ過ぎ、自分のこうしたい、こう思うも強くあり、迷いや怒り、言い訳などを頭と心の中でぐるぐるさせている状態が多い。
その結果、自分の考えがわからない、決めれない、自分がしっくりした考えや行動にならない、人との中で自信がない。
今も、大して変わっていないが、新たな視点で見ると見え方が変わった。
周囲の多くの人も、合わせないと生きていけない、頑張らないと生きていけないと思い、無理して疲れたり不機嫌になっているのを感じるようになった。
あと、コントロールしようではなく、自分に対して「いいよ、このままで」「身を任せてみよう」と声をかける発想が生まれるようになった。
エリさんは、自分のやり方でやればいい、自分が思うようにやればいいと何度も声をかけてくれた。というより、私が、しつこくエリさんに言わせていたように感じる。それをするには勇気がいることだから、言ってほしかったのだと思う。
今、何が変わったか。。。結局のところあまり変わっていない気がする。
自分が思うようにやればいいと決めようと思った。
日常とワークショップの大きな違いは、ノンバーバルな世界をワークショップでは大切にし、その感じを表現し、味わい、つながりを感じたり、心に落ちたりを感じたことだと思う。
私は、いつも言葉、理屈で表現しようと力が入っているのだと思った。もっとノンバーバルな世界や力を時や偶然に身を任せてみようと思った(信じるには勇気を感じるが・・・)。
「うまくやらないと」が「うまくいかない」原因ということに愕然としている。
この体験は、私にも、仕事にも活かしていけそうとだと思う。私と仲良く過ごしていきたい、進んでいきたいものだなと思う。
(40代/女性)