参加者の声【定期専修講座 2017 in 東京】あるがままをみる
講座を終えて約3か月。講座での作品を並べて、改めて「あるがままでいる」ということが「あるがままをみる」ということである感覚を味わっています。そして、それは一瞬一瞬変わっていくもので、すべてはその時にしかないあるがままなのだと、ちょっと自分やその時間を大切に感じてきています。
特にこの感覚を味わったのは、第5回「アートと対話」です。
私は、そこで、「何にもない自分」と出会い、対面しました。それは、ほんとうに何もなく、だからこそ受け入れがたく、怖さもあがり、何度も「え!」「え!」と、みんなはどんなワークになっているんだ?ときょろきょろしてたりして…。エリさんをはじめとして暖かく見守ってくれていました。それは、また、その「何もない自分」を外側が形にしてくれているという、とても不思議な体験となりました。
もう一つ印象深く残っているのが、第2回「絵本とアートセラピー」です。
グループ3人でそれぞれの役割を決めて共同作業で絵本を創った、あの時間とプレゼントされた絵本(ストーリー)は、何とも言えない歓びとなりました。今思えば、グループのみんなが自分のあるがままを見てくれ、自由にさせてくれたのだと理解します。
もともと、絵を描くなど程遠い世界にいて、講座への申し込みはハードルが高かったのですが、表現するすべをこの講座でしり、自分でも捉えきれない感情を表現した作品も、今は部屋に飾ってうまく表現できたな…とニマニマしていたりして、楽しんでいます。それこそ、自分の中にあったものを、自分が認めてあげられるようになったのかな?それって自分を愛することなのかな?なんて思ったりしています。
表現アートとの出会いは、言葉にしてはいけない感情や言葉に表すことができない感情が自分の中で破裂しそうな時で、ある意味「自分の感情」がきっかけした。それが、感情を表現することを学び、感情からその先の世界を垣間見ることまでできたことにとても感謝しています。
それは、一緒に参加した仲間の存在も、とても大きく、みんなの個性とともにいられたからだと思っています。
自分の感覚の枠を超える空間だけでなく、そのワークひとつひとつのダイナミックさにいつもわくわくさせていただきながら、学ばせていただいた6か月ありがとうございました♪
(看護士/女性)