参加者の声【テクニカル集中講座 2025】忘れられない夏

幼い頃から絵を描くのが好きでした。
いつか描きたいと思いながら、
上手に描けない、ありきたりな絵に感じるなど、
自分の表現を認められず、
描くことを諦めていました。

去年の秋に「表現アートセラピー」という言葉を知り、
作品の善し悪しではなく、
心の面でも癒やしなどの効果があるのかな?と、
興味を持ったのがきっかけでした。
オンラインの体験会やワークショップなどに
数回参加しました。
2回目のワークショップで、
押さえていた古い感情が出てきたとき、
涙が出て仕方がなかった経験をしました。
その後、スッキリして、
身体が軽くなったのを覚えています。

そして、アトリエysのことを知り、
テクニカル講座に思い切って申し込み込みました。
申し込んだのはよかったのだけれど、
その後なんとなく気が進まなくなったのは、
変化することへの恐れや
自分の見たくない感情をを見ることになるという
予感だったのかもしれません。
でも、開催するのであれば、
とにかく行ってみようと、
飛び込む気持ちで参加しました。
始まってしまえば、あっという間で、
夢中で駆け抜けた5日間でした。

講座は、描くことだけではなく、
聞くこと、声を出すこと、
身体表現、言葉を書くことなど、
様々な表現活動のワークがあり、
表現の世界の広さに驚きました。
私は、ここ数年、人間関係のゴタゴタなど
苦しい時期が続き、「変えられるのは自分」と
いう思いから、自分への探究が始まっていました。
講座のワークの領域と特徴の説明から、
今までやってきたことの偏りに気づき、
自分に必要なことは何かが見えてきた気がします。

ワークに取り組む中で、
とにかく考えて表現するのではなく、
感じて表すというのを集中して取り組み、
だんだんと良いとか悪いとかではなく、
「これが私が描いたものなんだ」と、
ただ認めることができるようになってきました。
一緒に参加したみんなと、
一つ一つシェアしたことも、
自分を認めていく過程で大切だったと思います。

人生のタイムラインでは、
自分の生きてきた道筋を振り返り、
感じていたけど、
感じないフリをしてきたこと、
わかっていたけど、
表現していなかったことを思い出さざるを
得なくなりました。
参加者のみんなも
それぞれが自分に向き合い、
苦しみながらも表現していました。
「そういうことあるよね。」「わかる~」と、
自分と照らし合わせて、共感。
そして、1人1人を尊重したくなる気持ちであふれました。
本当に勇気が必要したが、
自分も思いきって素直に表現して、
みんなに受け止めてもらえた感覚になりました。

エリさんの講義やアドバイス、
スタッフのみなさんの全力サポート、
美味しいお食事、
心に染み入り、本当に助けられました。
自然あふれる安心できる環境で、
思い切り表現できたこと。
2025年が忘れられない夏になりました。

本当にありがとうございました。