参加者の声【インテグラル・アートセラピー in 鎌倉 2019 セラピスト養成講座 】講座に参加して
インテグラルアートセラピーの講座は正直に言うと、私には少し難しく感じました。ボディワークの体感ははっきりとわかるのですが、全5回の講座で習った理論が頭の中で整理できず、講座が終わってから何度も復習しました。すると少しずつですが分かることがあり、日常生活で理論が活かされ気持ちが楽になることが増えてきました。
例えば『観念』について、”ジャッジを引き出しに入れていく…それが観念に変わる”という意味は分かるのですが、自分のジャッジも観念もあまりにも当たり前なことになりずぎていて、これまで気付くことがなかなかできなかったように思います。しかし、『プリズム』という自分の思い込みや観念に気付ける眼鏡のようなものを作るワークを体験したことで観念の気付き方がよく分かりワーク後もいくつも作りました。慣れてくると、少しもやっとすることがあれば、紙とペンがなくてもその場で頭の中にプリズムをイメージして「自分の思い癖は本当にそうなのか?」と思い直すことができました。
先日、友達が私に大きな気付きをもたらせてくれました(後になってその友達はシャドーとして私に気付かせるために来てくれたのだと感謝の気持ちがわきました)。それは、私はずっと”愚痴を言ってはいけない”、”怒ってはいけない”と思い込んでいたということです。何十年も愚痴や不満、怒りを内側に溜め込んでいたのだと思います。時々それが抱えきれず漏れてしまうと、愚痴を言ってしまった罪悪感で自己否定をし、『私は愛されない』と無価値感がわき上がり…落ち込み、その繰り返しをしていたように思います。
また、母親に対してこんなひどいことを思ってはいけないと、「嫌い」と言う自分を許せずいつも内側で葛藤していたことが今ならよく分かります。
そして、「いい人、いい娘じゃなくても私は愛される」という新しい観念も出てきました。
このように思えるようになったのは講座の中で、”観念ができるストーリー”を知ったからだと思います。親が信じていることがその子どもに刷り込まれて定着すると観念に変わる。でもその親は、そのまた親に同じように刷り込まれた観念があって、子育ての中でよかれと思って言った言葉や態度が観念を作り出してしまったのであって誰も何も悪くないと理解でき、母も自分も責めなくていいのだとほっとしました。
今回の講座を終えて、自分の日常がまた更に生きやすくなったなぁと思います。今まで信じていた自分の人生脚本に気付くことで、じゃあこういう脚本を選びたい!と私にとってもっといいスパイラルにチェンジするコツが分かったという感じです。素晴らしいギフトをいただきました!
エリさん、サポートの皆さん、参加者の皆さん、半年間本当に楽しかったです。素晴らしい時間をありがとうございました。