参加者の声【むすひのまつり2025 in 北軽井沢】ヒを結ぶということ


むすひのまつり2025 in 北軽井沢

VOICE / 参加者の声

ヒを結ぶということ

“衣装を着て神楽鈴を鳴らし…いつもと違う姿になっていくと同時に、内側は本来の姿を顕していく。その外的な力と内的な力が共に躍動して結ばれ、醸成しながら舞台が進んでいくさまは、まさに産霊(むすひ)の力だと思います。”

むすひのまつりの期間は、北軽井沢の紅葉がほんとうに美しくて、
秋の自然に囲まれながら、皆で神楽のための衣装や道具を制作し…あっという間の日々でした。

ときに文化祭の準備のようにわいわいしながら、
内面を表現したヴィジョンマップ×神殿作りや、オリジナルの神楽舞のための制作。

私たちがほんとうの私たちに繋がり、還るための時間。

今までどちらかというと、内観やシャドーワークのためにといった理由でアート制作をすることが多かったので、
理由はどうあれとにかく期間内に制作をする…ということは、久しぶりでした。

途中、自作の神楽鈴のデザインがなかなか思いつかなくて焦ったりもしました。
ワイエスに集まる皆はアートが好きなこともあって、取りかかかるのも早かったり、様々なデザインが周りでは生まれていて、まずい思いつかない…となったり。

それでもひたすら手を動かして、皆の空気感やアイデアに触発されながら、
段々と自作の衣装や神楽鈴、冠が出来上がっていきました。
そして同時に創っていった、ひとりひとりのヴィジョンを内包した神殿。

ヴィジョンマップでもある神殿と、出来上がった衣装&小物は、いかにも私の好きな世界といったデザインとなり。
もうちょっと違ってよかったかなとも思いつつ、結局は好きなものが出来上がりました。

今振り返ると、好きなものを作ることでそれ迄の自分というものをやり切りたかったんだなと感じます。

そうして迎えた、むすひのまつりの当日。
太鼓奏者・石坂亥士さんの音色と共に、まつりが始まりました。

1時間半はあったという舞台は、濃厚でありながら私の体感では10分くらいで終わったかのように一瞬で。

皆で衣装を着て、神楽鈴を鳴らし始めたとき突然、
「私の知ってる皆が帰ってきた!なーんだ、みんなそこにいたんだね。」
といった気持ちが湧いてきて、深く心が動きました。

また神楽鈴には、明らかに何かが宿りはじめたような体感があって、
既製品ではない自作の鈴だからこその驚きと感動がありました。

衣装を着て神楽鈴を鳴らし…いつもと違う姿になっていくと同時に、内側は本来の姿を顕していく。

その外的な力と内的な力が共に躍動して結ばれ、醸成しながら舞台が進んでいくさまは、まさに産霊(むすひ)の力だと思います。

亥士さんの音色とともに踊り始めた神と、私たち神楽の舞手たちは一心に動き続けて…そしてまつりは静まっていきました。

最終日には再び亥士さんの音色とともに、鏡の瞑想。
音と瞑想の中で、私は私自身とまた出会い直したと思います。

今回は制作が多かったことで、制作があるからこそ出てくるシャドー面や、過去の想いも浮上したりしましたが、あっという間の数日間でした。

私たちは私たちのほんとうの姿を、知らないようで知っている…知らないと知っているを行き来しているような、
魂が様々な方法で人間を生きるということを体験している。

今回の神楽の衣装には、布に文字を描くということをやってみたくて、禅や華厳の「一花一世界」という言葉を書で描いてみました。

ひとつの花に世界のすべてが宿っているように、
私たちがワークやまつりで感じていた一瞬一瞬に、命の様々な顔が光と影、醜さもすべて内包しながら湧き出でて、舞い踊り、生きていました。

むすひのまつりを共に祝福しながら味わえたこと、ありがとうございました。

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