私が「表現アートセラピー」という存在を知ったのは、おそらくは・・うん、そうそう、もう10年以上も前だったか・・・
突然シャスタに行きたくなり、情報収集のために、シャスタ通の友人でクリスタルボウルを奏でる女性から「すべては、カリフォルニアにある、パーソンセンタード・表現アートセラピーの研究所での学びだったんだよ・・」そんな風に意味深に言い放たれたのが最初だったのを、突然今想い出した。
彼女いわく・・「表現アートセラピーと出逢うとね、本当の自分を生きたくなるんだよ」と。
あの日から月日は流れ、自分史的には、ありとあらゆる波乱万丈の大波・小波に翻弄されたり流されたり、はたまたビッグウェーブを意気揚々と乗りこなしたりと、それはそれは語りつくせないくらいの人生ストーリの連続だった。
そして、ある日、たまたま立ち寄った本屋さんで、吉田エリさんの幾つかの著書と出逢い、アトリエワイエスというサンクチュアリを知ることとなった。
それでも当時は、まだ大海原のど真ん中で必死に筏を浮かべては方向音痴の私は、太陽がどっちから昇るのかとか、月はどの方向に沈むのか、とか、そんな生きてゆくために必要最低限の事象に右往左往するばかりの毎日で、たまに波の向こうに見え隠れする鎌倉の海岸通にあるという、そのアトリエをただただ憧れて見つめるしかなかった。
人生とはふしぎなもので、憧れというものは、その人の準備がきちんと整うと、ある日突然 現実となる。
良く、準備ができると師が現れる、っていうでしょ。まぁ、いわゆるそういうことだ。
3ヵ月・全9回コースという短くも長い(笑)かつ、密度が半端なく濃いカリキュラムの中で、私が悟れた(差取れた)こと。
それは、とにかく一旦空っぽの自分になって、過去も未来もあるがまま受け入れられて、すべては「今・・ここにしかないんだ」という、かのアインシュタイン博士もびっくり仰天のセオリーだった。
そして、今にフォーカスできると、空っぽになった自分の中から、愛が、無条件の愛(Unconditional Love)が溢れ出で、Loveing Presence(今、この瞬間を愛すること)が、体験として、実感として、しっかり学べたということだった。
そして、そのご褒美として、本来の自分。
本当の自分に再会できる大きなプレゼント[Present(今)]を手に入れることができる。
百聞は一見にしかず・・・・ぜひ、みなさんにも体験してほしいと心から思いました。
(絵描き・大学秘書/女性)