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内なる源は自分の中心に位置しています。だから、バランスを保って立つこと(グラウンディング)は大切です。身体のバランスを保って(中心をとって)立つと、楽に立つことができますが、もしも身体の軸がずれていると、どこかに付加がかかり、やがて身体にゆがみが生じて痛みが生まれます。

ゆがみを正そうとする思考は、「なんとかしないと…」という危機回避のネガティブ傾向に働き、そこから生まれる考えは、どんどん自分のバランスを失わせる行動へと自分を連れていってしまいます。
そうやって、自分の「軸」を見失ってしまうのです。それが内なる光を見失った「混乱」という恐怖のはじまりでもあります。

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グラウンディングが大切なのは、それが一番、楽な基本の状態だから。基本(Home)に戻れば、そこから必要な栄養(エネルギー)が得られ、休息を得ることができるからなのです。

必要な休息と栄養を得ることが出来れば、あなたはもう家に留まりたくなくなって、楽しそうなことを探して出かけたくなるはずです。あなたがたとえ旅の途中であろうと、放浪している気分を味わいたいと願っているとしても、1日1度は、グラウンディングして自分の中心(HOME)に戻ってあげてください。

そこには必要な情報や、求めているものがあるはずだから。

目覚める惑星-夢の終わり(後編)

※前編の記事はこちら 久高から沖縄本島に戻ると、がらりと空気が変わるのがわかります。 たった5キロほどの距離が、まるで異次元から戻ったような気がするのは、私だけでしょうか…? 久高からついて来た雨雲に追いたてられるように…

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自分が好まない状態から解放されるためには、原因となる問題が解決しないと(もしくは、期待する結果が訪れないと)実現しないと信じ込んでいることがあります。しかし、実のところ、自分が自由になることと、問題を解決することには、確固たる因果関係はあまりありません。

問題が気になる人は、問題指向になりがちで、他に興味の矛先を持って行くことが苦手なことが多いようです。そんな人の場合、気になる問題がいつの間にか、時間と共に解決できているのに、相変わらず不自由感を手放せないでいることが多いのです。

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多くの人が「必要性」という幻想に捕らわれて生きています。そして自分が捕らわれているということにさえ気づいていないのです。

もしも、自分が自由になりたい、楽になりたいと願うのなら、まずは自分が「何か」に捕らわれていることに気づくことが大切です。そして、「捕らわれるのをやめよう」という、明確な意志をもって、止めない限り、捕らわれの状態から自分を解放するのは難しいでしょう。なぜなら、必要性という幻想はとてもリアルに感じられるからなのです。

目覚める惑星(前編)

羽織っているものをすべて置いてくれば良かったと悔やむほど、真冬というのに久高に渡る船の上で感じた日差しはカラカラと熱く…。 おととし、はじめて島に向かう日の暑さや、今は逢わなくなった人たちのことをぼんやりと思い出していま…