140

肯定的に生きるということは、自分の苦手なことや、困難を避けて通るということではなく、どんなことにも創意工夫の心で、取り組める姿勢のことです。
もしも、すべての困難から逃げて、苦手な人やモノを遠ざけていると、最終的には、自分の殻の中にしか居場所を見つけられなくなるでしょう。

しかし、ここで誤解をしないように注意してください。
困難なことや、気に入らないことを我慢するという意味ではありません。もともと、困難な事や、嫌な場所、人など存在しません。
退屈な状況や人や物があるわけではありません。

そう感じる時は、自分が何かに抵抗し、受け入れられない意識で居ることに気づくことが大切なのです。

139

ネガティブになってしまった自分を否定したり、責めたりしないことです。そんな時は、どうしてそんな気持ちになったのか、自分に聞いてあげることです。そんな時でないと、自分の本音を聞いてあげられません。そんな気分を人に言い訳する必要もありません。

本音とは、本当の自分の気持ちというよりも、本当の気持ちを表現できなかった怒りや悲しみの声なのです。

138

何かを正そうとしないで良いのです。
何かを正そうとすると、バランスを失ってしまいます。多くの人が、自分を疑いながら、自分が正しいと思い込んでいます。10人居れば、10人の真理があります。

それなのに、なぜ自分が最も正しいと思うのでしょうか?それは、争いを生む原因となるだけです。

137

目的地に辿り着くまでの道のりが、我慢や努力や退屈な課程だと思い込む必要はありません。
魂が永遠の命を持って居ると信じるならば、私達の目的地は何所でしょう?
もしかすると、すべてのプロセスが「今」であり、「今、ここ」が目的地なのかもしれません。

すると、あなたは過去にとっての、ゴールに「今」居るのです。

136

あなたがやりたいと望みながら、やれずにいることがあるとしたら、それはあなたの望みではありません。

あなたは望む事を諦めることで、渇望する苦しさから逃れることを、チャレンジした後の失敗から逃れることを、そして、面倒なことから逃れることをしています。
また、面白そうなことにお金を費やすことで、生き延びるための備蓄を失うことを怖れているのです。

あなたは本当は、失うことや傷つくことを避けることが望みなのかもしれません。

135

未来のことをあれこれ思い煩わないこと。
だって、未来で出会う人も物も機会も、今のあなたは何も把握していないのだから。
未来のゲームボードで使う駒を持たずに、戦略を考えても時間の無駄です。それよりも、どんな駒があったら楽しいか、気楽に妄想して見るのはどうでしょう?