028

自分の行動を一つ一つを肯定しながら生きることが、自分の本質に近づくための近道となります。
誰もが深層意識の中で、その本質について記憶していますが、表層の意識は自分の本質とはかけ離れたところで、自分の在り方を疑い試行錯誤しているのです。

そうした違和感は、自分ではない何かを経験している証拠であり、それはつまり自分を見失うという行為を通して、改めて自分を見つけるという経験ができるというような機会でもあります。

027


要するに「何をすべきか?」ではなく「自分が意識をどんな状態(肯定的または否定的な状態)に置くか?」なのです。

自分が選択した状態で行動によって、体験する経験が変わります。経験している事が不愉快であれば、そこに至る自分の動機が、不安や心配であることに気づくでしょう。

多くの人が、驚くほど「心配」や「疑い」から思考を始めているのです。

そんな人達の一番の関心事は「安心すること」だったりします。

024

人との関係の中で、意見の相違が生じても、自分の中に葛藤がなければ、罪悪感を感じないで過ごすことができるでしょう。

多くの人は、相手の期待に応えられないことに、後ろめたさを感じることが多いようです。たとえそれが、理不尽な期待であっても。
自分が本当に納得して選択したことが相手との葛藤を生むとしたら、疑うのは、その相手との関係性のほうかもしれません。

026

自分がネガティブな状態にはまり込んだときは、深呼吸してから、自分に少し優しくなってみましょう。
素直になれない自分に向かって、何が本当の願いなのか、じっくりと問いかけてみます。

まずは、自分が楽になり、幸せになり、自己の中心に戻り、その感覚で考えはじめること。すると、自然と肯定的なアイデアが沸いてきます。

025

家族(親や子供、夫婦)を無条件で愛したいという気持ちは自然な感情です。
しかし、常に理想的な状態を保てるとは限りません。
お互いのエゴがぶつかり、葛藤が生まれることは、それはそれで自然な感情です。愛がバランスを崩せば、疑いへと変化するでしょう。

けれど、愛を欠いた自分を責め、葛藤することは得策ではありません。
その感情は愛でなくても、自分自身が愛の存在であることには変わりありません。ただ、愛に欠いている状態になることがあるだけです。
愛に欠いたら、愛に戻れば良いだけです。

023

物事がうまく行かないとき、あなたはそこでわき起こる感情(混乱)に抵抗し、翻弄されています。
好ましくない状況(感情)に、ただあなたは今、抵抗しているだけなのです。

あなたが苦しいのは、経験している現実よりも、自分の感情を認められない抵抗感によるものです。