772

人間はいろんなものに執着します。
物や、人や、状況や、自分の考えや観念、過去の出来事など…。

しかし、すべての執着を手放したとき、あらゆる怖れから解放され、本当の自由と安心と、豊かさを手にすることができます。

771

正義はネガティブな感情です。
正義は、物事を善と悪に二分する分離の意識だからです。

それが、悪いわけではありませんが、正義心を抱えている人は、始終対立する相手(敵)を引き寄せるでしょうし、世界を分離させる手伝いをしているだけなのです。

770

ほとんどの怒りは、甘えか怖れから生まれます。

もしも、あなたが誰かに不満を感じ、イライラしているのだとしたら、あなたは、その人に甘えているのです。

どんな理由があっても、怒りを正当化することはできません。
気づかなければいけないのは、思い通りにならない欲求不満から怒っていることや、その感情の責任を相手に押しつけていることだけなのです。

769

誰でも、理解されると嬉しいものです。
でも、理解されることが当たり前だと思ってしまうと、様々な葛藤が生まれます。
理解されないことで、傷ついたり、憤慨したり、落胆します。

このとき、起こっていることは、自分とは異なる人が、自分のことを解らなかったという、自然な現象だけなのです。

768

怒って相手に自前の正論を主張しても無駄です。相手も、異なる正論を持っているのですから。

どうしても、自分の論理を認めさせるためには、力尽くで打ち負かすしかありません。

そうすることで、見せかけの平和が訪れるのでしょう。

 

767

無意識はカオス(混沌)です。
それらは、荒唐無稽であり、理不尽です。

そして可笑しなことに、私達は、その理不尽な衝動に突き動かされ、曲芸の玉に乗って演技を披露しているサーカスの芸人のようです。

こんな風に、自分を貶める言い方をするのは、理不尽でしょうか?