持たざる豊かさ 大覚して釈迦となる前、人々の苦しみを目の当たりにし、若きシッダールタは大いなる疑問を持ちます。 「何故、人間は苦しむのだろう?」 「どうしたら、その苦しみが癒えるのだろう?」 人間の習性や性を見つめる探求の末、彼は一つの… もっと見る
766 怖れから逃げれば逃げるほど、怖くなります。避ければ避けるほど、怖くなります。見ないように蓋をしたら、よっぽど危険です。それでも、怖いので逃げてしまうのが人間なのですが、可笑しなもので、怖れが現実になった時、案外気が休まったりするものです。
765 怖れを越えて、自分にとっての真実を話すということは、本音を言うこととは、違います。核心について話すということです。正直さとは、真実について、心を開いている状態です。正直に在ることは、あるがままで生きる基本です。
764 自分自身を大切に扱うなら、他人もあなたを大切に扱ってくれるでしょう。自分を信じるようになれば、他人もあなたを信頼するようになるでしょう。自分と向き合うようになるなら、他者と向き合うことも怖くなくなるでしょう。それらを、他者に求めるのではなく、自分が自分にすることが大切です。
763 遠慮することを美徳だと思う人は、無遠慮だと思われたくないからであって、遠慮することが好きなのではありません。遠慮しながら、自分を押し殺すのではなく、自分のニーズを素直に表現する術を身につけてみるのはどうでしょう?
762 今日という日は、まったく新しい日です。その真っ白な今日に、昨日の考えを刷り込んで1日を費やすことは、もったいない…。昨日、失敗したとしても、今日は新しい気持ちでスタートしたとしても良いのです。今日から、すべてを刷新してもかまいません。※だれが文句を言う資格があるのでしょう?昨日や明日に捕らわれず、今日を精一杯、楽しんで生きてください。今日という日に、何をはじめてもOKなのですから。