720

すべての人間は本質的に悟っています。
悟りが本質なので、それ以外のものにはなれません。

木が自分を木だと知らなくても木以外のものになれないように、鳥が自分を知らなくても、飛べるように。

私達人間は、悟りの光以外として存在できないけれど、唯一、エゴ(自意識)だけが、それを否定し、気づいていないので、「悟り」を求めてしまうのです。

719

自分ではないものと出会うことによって、自分を知ることができるのに、どうして自分とは異なるものを否定したり切り捨てようとするのだろう?

それは、まるで朝起きて、身だしなみを整えないでバスに乗るようなものなのに。

718

自分とは異なる意見と出会うと、瞬間的に人はその意見の不具合を探そうとします。 同時に、自分を守るために、自分の意見を正当化しはじめます。

717

やすらぎは、句読点であり、ワクワクは出発点です。
そのどちらも、純粋な意識の特徴です。私達は、このエネルギーの躍動によって生かされているのす。

716

探した人でなければ、探求の意味は見いだせません。

たとえ、探求に意味がないとしても、そのプロセスを体験することは貴重な行為です。

 

715

豊かさを追い求める現実との闘いと、その闘いから逃れるための逃避(引きこもりや、無気力)には安らぎはありません。
そして精神的(非物質)な悟りへの探求も、結局は徒労に終わることでしょう。
ただ、今ここに意識を向けるだけで、そこに安らぎがあるのです。