687 「在るがまま」とは、自然な在り様です。何にも抵抗や渇望していない様です。在るがままでない人など、一人も存在しませんが、「在るがままでいる」と考える人や、「在るがままではない」と、考える人は沢山います。そこで起こっているのは、ただの「考え」だけです。
686 何かに夢中になって取り組む時や、集中している時は、何かを考えてはいませんし、さほど疲れません。それは、集中する何かと一体になっているからです。そういうときは、「〜すべき」とか、「これが良いに決まってる」という思考もなく、ただ在るがままの「それ」と「自分」とが一つになっているのです。そして、それと一つになっていることに【何の抵抗もなくいる状態】だから楽なのです。
685 考えることを、一瞬だけやめて、その静寂の中にホッとしてくつろいでみてください。考えることを止めるのが難しいと感じるなら、今聞こえる音に耳を澄ませてください。身体の感覚に意識を向けてみましょう。すると、あなたは感覚そのものになり、思考の支配から逃れることができます。