690

「わかっちゃいるけど、やめられない」のではなく、「解ってないからやめない」のです。これは、人間のよくある一つの資質です。  

689

「悟り」とは、特別な状態でも、能力でもありません。それは、自然な有り様のことを指します。

だれも、自然な自分になることに努力する人はいません。

688

多くの人は、「在るがまま」でいることに抵抗して生きています。
ひとたび、在るがままの自然さや、楽さにきづくと、もう抵抗することに意味を見いだせなくなります。

それが、俗に言う「悟り」です。

687

「在るがまま」とは、自然な在り様です。
何にも抵抗や渇望していない様です。

在るがままでない人など、一人も存在しませんが、「在るがままでいる」と考える人や、「在るがままではない」と、考える人は沢山います。

そこで起こっているのは、ただの「考え」だけです。

686

何かに夢中になって取り組む時や、集中している時は、何かを考えてはいませんし、さほど疲れません。
それは、集中する何かと一体になっているからです。

そういうときは、「〜すべき」とか、「これが良いに決まってる」という思考もなく、ただ在るがままの「それ」と「自分」とが一つになっているのです。

そして、それと一つになっていることに【何の抵抗もなくいる状態】だから楽なのです。

685

考えることを、一瞬だけやめて、その静寂の中にホッとしてくつろいでみてください。

考えることを止めるのが難しいと感じるなら、今聞こえる音に耳を澄ませてください。身体の感覚に意識を向けてみましょう。

すると、あなたは感覚そのものになり、思考の支配から逃れることができます。