631

何かを否定しようとすると、そのしわ寄せはやがて自分に戻ってきます。
別の何かに執拗にしがみついたり、こだわったり、正当化したくなるのです。なにごとも、自然なのが楽なのに…。

630

あなたに欠点があるから、問題があるのではありません。
あなたが、それを気にしたり、嫌ったり(無意識で)、隠そうとしていることが問題なのです。
そうやって、意識的にしろ、無意識にしろ、自分を否定していることは、自分にとって不利益です。
欠点や嫌いな部分は、踏みつけにしないで、ただ認めて、見届けてあげましょう。
もちろん、はじめは気分はすぐれないかもしれません。
でも、次第にそれはただのパターンなのだと気づきはじめます。
そして、何か大切なメッセージを語り始めます。
やがて欠点が、あなたにとって起死回生のギフトになり得る場合があるのです。

629

自分にダメだしをするのではなく、ダメな所を在るがまま見つめる時間を作ってみましょう。
欠点は見ないようにしているうちに、無意識の癖になり、さらに気づきにくくなってしまいます。
大切なのは、自分の癖やパターンに気づくこと。
気づいて見つめると、それは自然と変化して行きます。
あなたはただそれを見送るだけでいいのです。

628

投げやりに(後ろ向きに)生きることに慣れてはいませんか?
おもしろいことに、人間とは、どんなに、負荷がかかっている状態でも、その状態に一旦慣れてしまったら、その状態を変化させる方がストレスを感じる生き物です。
変化より現状維持を好む脳は、負荷がかかった人生を生きていることにも、そのうち気がつかなくなります。

今日一日、自分の思考と感情に関心を持って、じっくり付き合ってみてください。状態を変化させようとせずに、そうするだけでいいのです。

それだけであなたに変化をもたらします。

627

「今、ここ」に生きるとは、あと先を考えず、刹那的に生きることとは違います。
過去のことに捕らわれて、悔やんだり、恨んだりせず、先のことを思い患うことなく、今出来る事に一所懸命に、丁寧に生きるということです。
ただ、ただ、生きることに、真剣さと喜びを見いだすということ。特別なことをしなくても、大きな目標など無くても、ただ、生きることが素晴らしいのだと思います。

626

瞑想することが目的になってしまうと、瞑想していることで安心してしまうようになります。
瞑想しているつもりで時間だけが経過し、いつしか思考が”迷走”し始めます。