474

人は罪悪感をいとも簡単に抱く傾向があります。これが、いかに破壊的な精神活動なのかを知らないのです。それは、自分で自分を罰して、そこから逃れては、また、罰を受けるという、
悪循環のスパイラルが延々と続くのです。
自分が自分にストレスを与える事はどんな益があるのでしょう?

473

多くの人は、自意識が過剰になっています。

「期待した言葉を聞けなかったから・・・」「約束を反故にされたから・・・」「理解してもらえなかったから…」という理由で、自分は尊重されなかった、価値の無い人間だと決めつけてしまいます。

相手は、そんなことは考えてはいなくて、ただ自分の事で精一杯だったりするのです。
みんな、自分のことで精一杯(自意識過剰)なので、傷つきやすくなってしまうのですね。

472

「約束は守らなければいけない」という常識(大衆の観念)が働いているために、多くの人は自動的に約束通りに行動しています。でも、それは、「約束が守りたい」わけではなく、「信用を失いたくない」からそうしていることに気づきません。
ほとんどの人々は、約束したことで安心してしまい、それに従うことが楽だと思うのです。

そこで、大切なことは、自分が「今、ここ」で「在りたいようにやりたい事」をしているか?ということです。それは、「約束は守る必要はない」という意味ではありません。

約束を交わした相手に、多大な期待をせずに、お互いが今の気持ちを大切に考えることができれば、人間関係は気楽なものに変わります。

471

誰しも、約束を破られとしたら、落胆するものです。「約束を守る」ということは、一般的に「正しい在り方だ」というイメージがあります。しかし、多くの人は、この「正しいとされる在り方」に捕らわれ過ぎて、自分の内なる欲求に気づかないでいるのです。

「約束」は、単なる取り決めであり、束縛に過ぎません。約束を交わした時点で、お互いが合意していたとしても、時間が経つと気分が変化することもあり得ます。

気分が変化しやすい人は、約束を守れないことが起こる可能性が高くなり、「信用できない人」というレッテルを貼られてしまうのです。一般的(常識的)に云えば、そう捉えられがちですが、その人の本質は、「今、ここ」欲求に正直なだけなのです。

470

もしも、あなたが楽しいことを体験しているのであれば、それをもっと経験させてあげてください。反対に、好まないことを体験しているのであれば、それをやめて、もっと好ましいと思うことを探せばいいのです。

人は、楽しんでいる時に一番、波動が高まります。自分の波動が高まると、次第に運気も高まるものです。すると、自然に毎日が楽しく過ごせるようになるでしょう。

469

お腹は空いていないと思っていても、不意に食べ物の写真を見たり、おいしそうなご飯の匂いを嗅いだりすると、お腹がなり出すことがあります。それと同じように、ぼんやりと考えているだけでは、多くの場合、欲求や願望、つまり、自分のやりたい事、ワクワクすることは見つかりません。

自分の欲求や願望は、「思考」ではなく「感性」に訊ねるほうが良いのです。「感性」は、自分の中にある欲求を響かせてくれるセンサーのようなものです。その感性を響かせるためには、「行動」し、「経験する」ことです。