450

「足りない」という思いは、「物は有限だ」という観念から生まれました。しかし、心が豊かな人は、そんな観念は持ち合わせておらず、代わりに「ものは無限にある」という観念を持っています。

もしもあなたが、時間制限のないバイキングレストランに、自由に出入りできるチケットを持っているとします。あなたは、そこで、お腹が苦しくなるまで慌てて食べるでしょうか?
むろんそんなことしませんよね。だって料理は無限にあるし、時間など関係ないのですから。
「足りない」という幻想を持った人間が、この現実の幻想世界でやっていることは、時間制限のないバイキングレストランで慌てて食べているのと同じくらい奇妙なことなのです。

449

怖れや抵抗はすべて無駄かというと、そうでもありません。これも上手く働けば、大切な動機(エネルギー)になるのです。
それらは、「求める気持ち」を強めてくれます。そもそも、求める気持ちがなければ、望んだものを手にすることはないでしょう。
怖れや渇望は、必要性のエネルギー源です。これを上手く使って求めるものに近づいてください。

448

自分が、パイプや通路のように、宇宙からエネルギーを受け取り、また、宇宙に還す存在だと思うと、どうでしょう?。自分が宇宙のエネルギーの循環に貢献しているとしたら…。

宇宙(神)は、エネルギーの循環そのもの、つまり、振動しながら常に波のように変化しています。その動きを阻むものが、否定的な思考であり、エネルギーの枯渇感を生み出します。
そのエネルギーの枯渇感が、自己無価値感へとつながり、貧困であり、貧困への恐れを生み出しています。

447

考えているから、感じていることがなおざりになるのです。たまには、思考を休ませて、感性を有効に使ってください。感じたら、感じていることを思考でジャッジしないでくださいね。

446

不安になって、望まない現実が起きないようにする方法を模索することは、回避するどころか、実現させる種を蒔いているようなものです。それよりも、心がときめくことを実現させるための方法を模索するほうが、より楽しく、結果も楽しいものになります。

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考えても解らないことは、それ以上考える必要がない事柄なのです。「気づき」とは、むしろ考えていない時に起こるものです。「下手な考え、休むに似たり」という諺(ことわざ)は的を射ていると思いませんか?