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「面倒くさい」という呪文は、すべての意欲を無くしてしまう効力を持っています。反対に言えば、自分の無気力を正当化する呪文でもあります。面倒くさいことを正当化しつづけると、最後は生きることさえ、面倒になってしまいます。もちろん、好きな事など見つかるはずもありません。人生に覇気を失わせてしまうこの言葉が頭に浮かんだら、すぐに自分に問いかけてみてください。

「自分は何を怖れているんだろう?」本質を見つめることへの怖れがやがて、生きることへの疑問を作り出し、すべての意味を失わせてしまいます。「面倒くさい」とは、それくらい強力なネガティブなパワーを持っている呪文です。

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やりたいことは、いつしか面倒くさいものに様変わりしてしまい、さらに時間が経つと、「やらなければならない、やりたくないもの」へと化けてしまいます。
もしも、あなたの人生が、やりたくないものばかりに囲まれているとしたら、それは見方を変えると、かつてやりたかったことたちの墓場にいるようなものかもしれません。

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自分がやりたいと願い、たった今できることがあるのに、つい先延ばししていると、それはいつの間にか、「やらなければならないこと」に様変わりしてしまいます。「もっと時間が出来てから…」「今は、忙しいから、この仕事が終わってから」と、棚上げしているうちに、やりたいことなど無くなってしまいます。

時間ができてからようやく戸棚にしまっていた「やりたいこと」を開けて見ると、カビが生えてしまっていたりします。(笑)

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好きなことをやって生きる人生をおくるためには、自分がたった今、やりたいと思うことを、可能な範囲で(お金や、時間や能力)やることです。人は概して、自分が今出来ることをやらずに、今できないことをやりたいと願望したりします。

すると、知らず知らずに自分の中に葛藤を作り出してしまい、結果的に生命エネルギーが枯渇したような状態になってしまいます。(実際はエネルギーは枯渇しませんが、元気がなくなる状態になります)

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最初は良好だった関係が、いつの間にか不調和が訪れることがあります。それぞれの異なる意見や、方法が葛藤したときに、「闘う」「我慢する」「逃避」という選択肢しかないと思い込んでしまうと、その関係を継続するのが難しいと感じてしまうでしょう。

もしも、本当にその関係を継続させ、良い関係を育んで行きたいと望むなら、まずは自分自身を内なる源に同調させること(自分を正すこと)から始めてください。相手のやり方や考え方を正すことよりも、自分の気持ちを中心に戻しグラウンディングさせることで、物事や対象への見方が変わります。
関係がぶれたら、それは自分がぶれているという証拠なのです。

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愛されずに傷ついた経験から、心を閉ざしてしまう人が多いのですが、愛が欲しいと願うなら、心を開いていないと愛を受け取ることも出来ません。

あなたが求めているのは、愛でしょうか?それとも、傷つかないための安全でしょうか?