自分に影響を与えることができる存在は、真に自分独りだけです。自分の考えが自分の考えに影響を与え、考えが行動へ向かい、行動が経験を引き寄せます。どんなに他者や現実の出来事が左右しているように見えたとしても…。
SOURCE OF WISDOM
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内なる源を信頼したり、内なるハイアーマインドの言葉を信じたいと望んだり、内なる良心に従って行きたいと願っても、そうあることが難しいのは、自分の中に凝り固まった古いパターンの観念体系の宇宙から出ることが出来なくなっているからなのです。
古いパターンに慣れ親しんだ自分は、「古いパターンを変えたい」という気持ちと、「面倒くさいし、変わらないほうが楽」という思いとの間に挟まれて、葛藤しているのです。次第に、葛藤のストレスで、身動き出来なくなってしまいます。しかし、思い出してください。変化とは、信じたいものに意識を当て続けた時に起こることを。パラダイムシフト(変化・変容)は、変化への願望が起こしてくれるものなのです。
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どんなに神を信じ、ソースエネルギーを信頼していても、それらが自分の内に宿っていると信じられない気持ちになります。それを信じたいと願っても、エゴは圧倒的に経験したこと(見聞きしたこと)しか信じようとしないから。
しかし、経験していないかといえば、どうでしょう?エゴは、経験したことを、気づかずにいるだけだとしたら…。
神の愛やソースエネルギーが常に側にいても、それが見えなければ、経験していることにはなりません。物質的な事ばかりに気を取られていても、目に見えないエネルギーの存在に気づけないからです。
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エゴはパワーを欲しがります。それはコントロールにパワーが必要だから。
多くの人がパワーのシンボル(お金・愛)を求め、終わりのないレースやゲームに挑みます。
しかし、結局、真の勝者がいるとしたら、闘いやパワーを取得することをやめた人に軍配があがるのです。パワーは既に自分の内にあると気づいた人が、真の勝者です。
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ネガティブパワーが自分の中にみなぎってくると、ネガティブな状況(競争、対立、抗争、征服、犠牲)を求め、行動することがモチベーションになって来ます。いつかそれが、面白い、必要だと感じるようになるのです。気づくと、そんな環境や状況はストレスがかかるのに、自分を止めることができなくなります。それらの状況は、怖れに基づいた行動によってもたらされているので、永遠に満足することはないでしょう。
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エゴは常にコントロールしたいと願います。自分が主導権を握り自分が好むようにコントロールできれば、自分の元にパワーを集められると思い込んでいます。パワーを集めることで、自分がパワーの源なのだと錯覚しているから。
しかし、それは間違った考え方(錯覚)だと言えます。その方法だと、足りないものを奪い合う状態を世界に作り出してしまいます。次第にエゴは自分で作り出した幻想のドラマにはまり込み、いつ自分のパワーが奪われるかを心配する日々を過ごすようになります。(いつも、自分が奪うことばかり考えているので、他人もそうなのだと信じているのです)
そんな、ストレスの日々を過ごすことが、源と一体になっている存在とはいえるでしょうか?