217

あなたは毎日種を蒔いています。そして、それは忘れたころに芽を出し、花を咲かせて実を実らせます。刈り取る実は種に似ています。
種はあなたのふるまい(行為)です。あなたの考え(思考)です。あなたの思い(感情)です。
あなたは種を蒔かずにはいられません。生きているのですから。

216

なぜあなたは、心で感じていることを、頭で理解しようとするのですか?ただ、感じているだけでいいのに。音楽を理解しようとしたり、絵を説明しようとしたりする必要はありません。ただ、経験すればいいのです。それがあなたから生まれたものであっても、相手から表現されたものであっても。

215

身体の中に溜まった感情を解放すると、考え方が変化します。自分を変えようとむきになると、それはすなわち自分を否定していることになるので、本来の自分としては、面白くないはずです。まずは、「自分を変える」ということを忘れてみましょう。

あなたが価値がないから変えなければいけないのではなく、あなたが正しくないから、変えるべきなのではありません。単に、あなたが経験している現実が好ましくないと十分感じたら、たった今変えるべきは、あなたの行動ではなく、意識の方向そして、自分の在り方だけなのです。

214

あなたがネガティブな感情を感じてどこか居心地の悪さを体験している時、自動的に自分の在り方を否定しはじめます。自分の感じ方を変えたい…、または変えたいけれど変えられない自分に抵抗感を感じめます。ただ、それは間違った関わり方です。

感情は否定したり、抑え込んだり、はたまた誰かにぶつけたりするものではありません。感情は自分に認めてもらいたいだけなのです。そして、エネルギーである感情は自分の流れて行く先のスペースを探しているだけなのです。

ただ、流してあげてください。トイレに行くのと一緒なのだと気楽に捉えてください。

213

もしもあなたが無力感にとり憑かれ、すべてを諦めたくなるとき。あなたは自分の源を信じることが出来ず、本当の自分を見失っています。そんな時は、信じたいもの(希望)を信じられずに、信じたくないもの(絶望)を信じています。そして、もうこれ以上傷ついたり、痛んだりしたくないために、誰からも見捨てられない自分の殻の巣の中に閉じ籠もります。

ただ、一つ言えることは、自分の殻に閉じこもれば、嫌が応でも自分と密接に過ごさなければいけません。どんなに自分を卑下し、嫌い、拒否し見捨てても、自分と離れることはできないのです。たとえ身体が死を迎えても、自分という意識は亡くなりません。私達は、どんなに抗っても、自分の宇宙の外に行くことはあり得ません。

まずは自分の宇宙を見回してください。自分の世界を感じてみてください。そこは広いので、小さくなった自分の居場所は十分に在ります。だから、安心して自分を取り戻してください。その宇宙(意識)そのものが自分なのですから。

212

あなたはフリーエネルギーの源だということを聞いたことがあるでしょう。しかし、多くの人はそれを知識として知っていても、信じるまではしないのです。いつも、自分の限界を与え、気をつけることや、疑うことに忙しいのです。

なぜ、あなたは自分にリミットを与えるのですか?欲しい物を制限したり、自分の作った現実という作品をけなしたり、さらに望まない未来がやってくることを怖れたり、準備したりするのでしょう?
もしくは、そんなことすら気づかないように、頭をぼんやりとさせて居眠りしてしまうのですか?
それは、ある種、狂気に満ちた状態です。

あなたに使命があるとしたら、自分の豊かさや可能性を知り、それを使ってやりたいことをやることだけです。やりたいことを望むことすら、時間の無駄です。何故なら、やりたければ迷わずやっているはずだから。

エネルギーは使ってください。それは、性質上、止めて澱ませるものではありません。(自分を引き留めないでください)