445

考えても解らないことは、それ以上考える必要がない事柄なのです。「気づき」とは、むしろ考えていない時に起こるものです。「下手な考え、休むに似たり」という諺(ことわざ)は的を射ていると思いませんか?

444

「夢が叶うこと」を期待してはいけません。夢は、ただ「描く」ものです。そして、描いたあとは「疑わずに心待ちにする」ことです。

自分の外側(状況や人)へ期待してもあっけなく外れます。しかし、もしも自分の源を信頼し、夢を心待ちにするなら、夢から裏切られることはないでしょう。

443

夢がもう少しで実現しようとする時に、せっかちになりすぎたり、疑ったりして、夢を壊す人達がいます。そんな傾向がある人達は、「夢など叶わない」というお決まりな観念(思い込み)を沢山持っていたりします。

442

望まない出来事が起きたら、それに抵抗し、我慢するのではなく、「望むこと」をリクエストする分岐点にしてください。「望むこと」が見つかったら、さっそくそのことに集中し、「私は望ましい未来を選択します」と自分に宣言してみましょう。
たぶん、気分は好転するはずです。

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「望まない出来事」を体験していると、人は自然に「もっとこうなりたい」「こうでありたい」という「願望」が涌いて出て来ます。「願望」は、不満から生まれることが多いからです。

ラッキーにも、その願望が生まれたら、そのビジョンに意識を集中させてください。
それが、流れを創り出します。そのビジョンを達成するために、ワクワクし始めてください。たとえ、どうやったらいいか、まったくアイデアが無かったとしても。あなたが一度ビジョンを描いたのなら、それは叶う可能性がある未来なのですから。

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望まないことが起こると、知らず知らずのうちに、その出来事が更に悪い方向に向かって発展している未来を想像してしまうことがあります。自分では、更なる困難を望んでいるはずもないのですが、結局は不安が不安を呼び、想像できる最悪の状況まで思い浮かべてしまうのです。

それは、つまり最悪の事が起こった時への予防線のようなものです。いきなりハンマーで頭を殴られるより、ヘルメットの上から叩かれるほうがましだからです。しかし、そうやって、望まない出来事への怖れに身を固くしていると、気分はどんどん落ち込んで来てしまいます。
可能なら、「ヘルメットの上から叩かれる未来」よりも、もっと「有意義な事」に意識をフォーカスするほうがメリットがあるのです。