参加者の声【AQUA DREAM Workshop 2021 vol.1 オンライン講座】一年後のわたし

2021 年のAQUQ DREAMの講座が終了した後、何となく感想のメールを書く気になれなくて書く事を見送ったけれど、後日あったプチ講座を機にふと気が付いたことがあったので、今回1年近く遅れたけれど感想を書くことにしました。

私の夢は「ジュエリーを作ること」。
だけど思うように進まず落ち込んでいた時にこの講座を受けたのを覚えています。
講座が終わった後も、夢に対する焦りだけが出てしまいネガティブになりがちだった。

1年近く経って、プチ講座の案内が来るまで、なんとなく記憶の奥に埋もれてしまっていたワークショップの時間と、それから過ごした1年程の時間を思い出して、気が付いたことがありました。

かつて描いた夢。
「仕事が休みの日に家で自由に作りたいものを作りたい」
何処かに定期的に通って作るんじゃなくて、自分の家で。

その思いからジュエリーを作る勉強を始めたことを思い出しました。
そして学び始めて8年目の今、その夢の9割が叶っていることに気が付きました。

学びの途中で、青い鉛筆を握って絵を描く事になり、更にワイエスで、コラージュというものを知り、今では家で自由に試行錯誤描いて作ってる。

とにかく一歩一歩歩みを進めてきて、気になるものを拾い集めてきたら、気が付いたら今いる場所はかつて思い描いた夢の目的地だった。

なんだ…もう叶ってるのか。
夢を叶えた高揚感はなぜかありませんでした。
ただ分かるのは、思い描いた夢はもう日常になっているという事。
高望みの夢だったのに、日常になり、特別な事ではなくなってしまった。

夢の残りのあと1割は、完成度を高めたいとか、自分なりの作風でありたいとか、貴金属で作りたいとか、あとは…父親に認められたいとかだろうか…
そんな事を考えています。

自分の思い描いた夢の残りの1割が叶わなくても、気が済むまでやりたいように手を動かしたら、思い残すことはないのかもしれない。

私はこの講座の期間中、「貴金属でジュエリーを作る」と描いた夢をどうしても叶えなければならないとガチガチになっていた気がします。プチ講座が始まるまで、かつて描いた夢はもう日常の中にあったのに気が付かなかった。気が付いた途端、一気に視界が広がった。世界が広がった。

ハラリと目を覆っていた布が落ちたら、何の素材で作るかという拘りも瑣末なものと思うようになりました。

講座があってからの一年、そういえば色々作れるようになるように私なりに挑戦したんだよな…過ぎた時間を思い出して、出来るようになったことを数えると、思わず小さく笑みがこぼれます。プチ講座で振り返るまで忘れてた。

ワイエスのワークショップをする度に、毎回目のすぐそばで、パンッ!と手を叩かれている気がします。
戸惑ったり、ハッとしたりしている。
仲間と会話を交わすことで新しい「気付き」がある。

知らなかったことが沢山ある。
知らなかった自分が沢山いる。

プチ講座の最後にエリさんから「在りたい自分は?大切にしたい事は何?」と聞かれた時に、私は「分からない」と答えたけれど、
今は「丁寧に自分と自分以外の人間と繋がること」と「学びの歩みを止めないこと」を大切にしたいと考えています。

私は咄嗟に聞かれた質問に答えられなかった事がショックだった。
仲間の声の一つに「自分と繋がる」という言葉が出てきた時、ハッと気付いた。

私は自分と繋がることを暫く置き去りにしていたと。
慌ただしく日常が過ぎていき、自分と繋がる時間さえも持つことを忘れていたことを、プチ講座で気が付きました。

このままではダメだ…と思い、今は次の講座が始まるのを待っています。

もっと丁寧に自分自身を探っていきたい。
心と体を今以上に解放するために、アトリエワイエスが補助輪のような役割を担ってくれていることに、いつも感謝しています。

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