「私は、私の中にいる”小さな私”の母になって、その子を一生大切に育てていく。そして、最期に生きていて良かったと言える人生にする。」
それが、ささやかだけれど、でも私の大事な夢だということに気づいた2日間でした。
これまで自分とつながるために幾度となく取り組んできたことを集大成するためにこのワークショップに参加したのかもしれません。
私はいつも人と比べ競争し、執着しながら、「自分は何者になりたいのか?」「何をしたいのか?」を、必死に外に向かって探していました。これだと思って掴もうとしても、それらは手のひらからすり抜け、結局、自分が何になりたいのか、何をしたいのかわからないままでした。
その理由が、このワークでようやくわかりました。
「核は自分の中にあったんだ‼」
それが分かった瞬間、自分を愛おしく感じると同時に「あ~、そういうことだったんだぁ」と肚の中に核がストンと納まりました。
自分のネガティブな感情と向き合った一日目。
最初は今までの人生を色や線で表現するワークでした。
タイムラインを描いている最中には、消化せずに残っていた悲しみと怒り、やるせなさを何度も色にぶつけました。そうすることで心が段々と落ち着いていきました。
できたタイムラインを目の前にして、「不満」「不安」「妥協」「不足」の4つの感情を形や色にするワークが始まると、心の中では様々な感情の激しい戦いが繰り広げられました。
自分のネガティブな感情を表現した絵は、私を睨む幾つもの真っ黒なひとつ目と、何か叫びながら追いかけてくる真っ赤な口に見えました。あまりにも怖くて涙があふれ、途中で「もう描けない・・・」と思った時、そこには、いつも親の目を気にしながらビクビクしている私がいました。。怖がりながらも、エリさんの声掛けでなんとか描き切ることができました。描いている中で「心地よいコミュニケーション」を望んでいることに気が付きました。
その後、粘土で自分の魂を作りました。エリさんの声と一緒に魂を抱きしめた時、愛おしくて愛おしくて堪りませんでした。こんなにも自分に優しい気持ちになれるのか、自分でもおどろくほど満たされた気持ちになりました。
色や絵には不思議な力があり、言葉とは違って繊細で奥深い感情を表現できることを知りました。
自分の心の中に、ひっそりと隠していた感情が表に出され、それを丁寧に感じとってあげた、そんな一日目でした。
そして二日目は、いよいよドリームマップ作り。
作り始める前に、全員で、エリさんオリジナルのオラクルカードを3枚ずつ引きました。
メッセージの意味はわからないまま、とりあえず、ドリームマップを作る作業が始まりました。
私たちが作っている間に、エリさんが、一人ずつ、引いたカードの意味を説明していきます。自分の番がくるまで、雑誌の中から「自分は何者になりたいのか、、何をしたいのか?」を探していて、なかなかまとまりませんでした。
でも、自分の番が来て、エリさんにカードの意味を教えて頂いた時に閃きました。
「信頼」=内なるものとつながる
「協力」=共に力を合わせる
「起源」=新しい躍動、エネルギーを注ぐ
この意味は、全て自分自身だと気付いたのです。
自分を信じ、自分と協力し、自分にエネルギーを注ぐことで躍動する。これが私の求めていたことだったんだと。
面白いもので、どうしてもこれを描きたい、と思うと、それに関する写真や絵、言葉が雑誌の中から、次々と見つかってくるのです。ハサミで切り取る作業、貼り付け、レイアウトも楽しくて仕方ありませんでした。
そして完成したドリームマップをみんなにシェアした時にはっきりと言うことができました。
「私は、私の中にいる”小さな私”の母になって、その子を一生大切に育てていきます。
そして、最期に生きていて良かったと言える人生にします。」と。
私一人では、生まれてこなかった夢。
大地のように広く温かい心で包みこみ、視野が大きく広がる言葉をかけてくれた母親のようなエリさんの存在があったからこそ、生まれてきた私の夢。
そして、一緒に泣き、笑い、叫び、話を聴いてくれた仲間。
美味しい、素晴らしいご飯を作って下さった、まいきーさん。
全てが、この日に揃ったから生まれて来た私の夢。
本当に参加して良かった二日間でした。全てに感謝です。
ドリームマップは、寝室の天井に貼ってあります。
それを見ながら、毎日の小さな「生きてて良かった」を、重ね、私の中にいる「母」と対話し、いつか私に関わる全ての人たちの「母」になれたら、と思っています。
本当に大きな勇気と気づきを、ありがとうございました!!
(50代女性)