参加者の声【ファシリテーター養成講座2023】「怖れ」に気づくまでのこと

ぼくは、この講座で大きな変化が起きました。
一番大きな変化は、自分の”怖れ”が感じられるようになったことです。

これまで自分の思考によって、「完璧な自分」「怖れのない自分」「オープンである自分」を作り出そうとしていました。

自分をオープンだと疑っていなかったし、怖れるものなど無い、と本気で思っていました。

その蓋が少し開いてからは、どぉおおおーーっと、自分の中の怖れや守りたいもの、不純な欲求がたくさん見えてきました。

ただ、出てきたものを講座の仲間に出すことができて、パートナーにも出せて、そうしたらとても軽くなった感じがして、ドキドキもするけれど、なんだかすごく気持ちもよくて、不安になって涙も出るけど、スッキリもして、これを求めていたのかな、、、と今は思っています。

ーーー

前置きが長くなりましたが、
自分みたいに精一杯アタマを働かせて、プライドを守っている人(男性)は多いのかもと思い、どうしてその蓋が開いたのか、忘れないうちに思いあたるものを箇条書きで書いておきます。

・1年前のテクニカル講座で、「思考」じゃなく「アート」で表現してみたら、それまでと全然違う感覚になり、「なんか違う自分がいる??なんだこれ??」という、かすかな体験を得た。

・でも日常に戻ったら、そこまで変わらぬ毎日だった。

・ファシリテーター基礎講座で、参加者が言っている「怖れ」「腹に聞く」という言葉がわからなくて、『このまま共通言語を持たないまま一緒にやっていっていいのか?』と思った。

・今回の講座で初めて対面で会ったとき、参加者に「怖れ」について、どんなものなのか聞いた時、自分の子どもに対する苛立ちの感情を打ち明けられない自分がいて、『何かを隠している自分』が見えた。

・整合のワークのとき、エリさんから「そうそうのテーマは『あきらめ』だね。」と言われて、そのことは前にも言われたことがあって、『おれは何を諦めているのだろう』と胸に残った。

・その2日後、同じチームの仲間とビデオ通話した時、おれとのワークで感じたこと(we空間になれなかった等)をとてもストレートに二人が伝えてくれた。言い訳をしたい気持ちが出ている自分に気づき、このチャンスを逃しちゃダメだと感じた。

・「悟りひらいてます、みたいな男の人多いよね」とか、「わくわくって言ってるけど、全然わくわくした顔してないよ」など、色々な言葉に胸がざわざわした。

・ビデオ通話を終えて、パートナーと話していたら、自分がパートナーに「好きに選んでいいよ」と言いながら、何となく空気で「おれはこっちがいいけど」を伝えている自分に気づき、自分の中の『コントロール欲求』が少し見えた。それをパートナーに話したら、「確かに」と言って、パートナーから見えるおれの弱さを教えてもらったりした。

・次の日、子どもに対しても、生徒に対しても、同僚に対しても、自分の何かしらの欲求を守るために行動している自分がどんどん見えてきた。同時に、自分の行動が正当化されないことをとても恐がっている自分にも出逢い、色々な時に、涙が何度も何度も出た。

・自分のことを見ている別の自分がいつもいる感じがして、『メタ認知』っぽいけど、まだその自分をジャッジしている感じもあって、なんだか違う気もした。

・アトリエYSで、みんなで丸くなって座っている姿を想像するだけで涙が出た。アトリエYSに行くことが恥ずかしくて、でも行きたくて、初めてドキドキする感じがした。

・「表情が増えた」「ものすごく変わった」と、講座の仲間にも、パートナーにも言われ、自分でもそう感じた。

・その後、一人の参加者がさらに自分のあばらを見せるように、自分のことを開示してくれて、恐れをさらに深く掘っていくと、『観念』が見えてくることを教えてくれた。

・この間のファシリテーター講座では、自分のファシリテーターへの恐れを掘り下げていったら、『自分は無価値』という観念?が出てきて、涙があふれてきた。でも、それをチームの仲間に伝えられて、チームとして一緒にやってくれる安心感を得て、どうにかワークを提供できた。

ーーー

この講座を受けて、仲間のおかげで「怖れ」に気づくことができるようになりました。

みんなに、心からありがとうを伝えたいです。

image_print