参加者の声【定期専修講座2023】自分を観ること、知ること、自分と歩むこと

去年の11月から始まり先月(今年の4月)終了した専修講座は、私にとってどんな時間だったのだろう。

私は専修講座を受けるのが4回目だ。
ワークを5年ほど続けて受けている私だが、最近私は成長できているのだろうか?これでいいのだろうか?このままだとずっとこのままかもしれない…と感じたりもする。

それは、自分を観るアダルトの自分がいないから
自分を観よう。
そしたら変化にも気付けるから。

コミュニケーションの回で手紙のワークをした時、私はそれまで相手のことが嫌だと思っていたが、嫌悪を手放して相手と繋がり合うことが恐かったのだと感覚的にわかった。
幸せを感じたいはずだが苦しみを手放すのが怖い、ただそれだけのことが、いつも行われているのかもしれない。
ワークで私は手放した。
これからも、日常の些細なことで、私は一つずつ、恐れにしがみついている自分をただ手放して行こうと思う。
次の場所へ。


絵本の回で、同じグループになった2仲間が私に作ってくれた絵本は本当に素晴らしいお話だった。

主人公〝まる〟は、自分がでなくなることで生まれた心の中の〝トゲトゲ〟の存在に気づく。
そしてトゲトゲと一緒に歩んでいく。
これからは〝わたしたち〟が〝わたしたち〟として自分を生きよう、そう思えるようになったとき、気づいたらトゲトゲはちいさなまるに変わっていた。トゲトゲは、まるだった。
そしてまた2人は歩き始める。
そんなストーリー。

仲間の想いが、愛が、絵本という不思議なアートになって私のもとに届けられた。
私はこの大切なお話を心に携えて歩んで行く。

サウンドの回では、自分の人生を演奏した。
私は自分の人生を演奏しているんだ、と思った。
どんな音も、その時にしかない。
どんなときも、そこにしかない音色をただ響かせていきたいと思った。
その視点は少し外側に立って自分を観られている感覚だと思う。
ひと時でもその視点に行ける経験を、これからも重ねていこう。

ボディの回では、自分の等身大のボディの絵を見つめた。
一見苦しそうで、心細いそうで、不器用そうで、だけどどこか品や勇敢さ、そして純粋さなどが入り混じったようなものを感じた。
私はこれで生きてるんだ、思うと〝尊さ〟感じた。
きっとそれも一側面にすぎない、幻想。仮面。
私はこれからも、その一つ一つを丁寧に見つめて行こう。


スピリチュアルの回ではみんなと一つだったことを少し感じたときがあった。
尊いそれぞれの歩みを終えて、みんなの命が還ってきて混ざり合う。
そうだったんだね、と深い繋がり、なんとも言えない感覚が体の中で動いている。
だからこそ、この世界にいるその対極の、分離の自分を感じた。
地球からワンネスに帰ってきた時、〝分離を手放せず生きて終わってしまった〟
そんなことを感じた。
きっと怖いから。恐れているから。
そんな自分もいる。
これからはちゃんと観ていきたい。
恐くて恐くて怯えている自分を。
ワクワクして幸せで豊かな自分も。
いろんな自分のピースの一つ一つを、これからは、ちゃんと観ていく。

自分から離れて自分を見つめる。
それができていなかったことが、そしてそれが本来自分を生きることであることが、やっとわかってきた。
そんな4回目を終えて2ヶ月たった今の私。
基本の部分。やっとスタート地点なのかもしれない。
だけどとても大切なこと。
とても大切なところが、ゆっくりと、動き始めている。
それを感じている。


絵本の中の〝まる〟たちのように、私は、私たちは、今日もまた、歩き始めている。
楽しんで、歩んで行こう。

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