参加者の声【定期専修講座 アドバンス 2024】自分と他者の変化成長を感じられた

大半のメンバーが定期専修講座からのお馴染みの顔ぶれだった。
6ヶ月間一緒に取り組んだ時間が本当にかけがえのないものだったから、アドバンス講座を受けることに迷いはなかった。

自分と向き合ったり表現したりすることは、私にとって人生の喜びそのものだから。それを分かち合える仲間がいることはとても幸せなことだと思う。

表現アートセラピーは、言葉では表現しきれない感情や思いを、あらゆる手段であらゆるモノを使って解放する。
絵を描いたり、詩を書いたり、写真を切り抜いたり、声や身体そのものだったり、そのレパートリーの多さに毎回驚いた。

こんなこと今までやったことがない。使う道具もさまざまで、絵の具、クレヨン、粘土、画用紙、ダンボール、布、、、様々なものが登場した。

本来、アート表現を楽しむことは誰もができるはずなのに、面倒くさがってそれを忘れてしまっていたことに気づいた。創造性を封印して、理性的に生きてるフリをしてきた。
身の回りにはこんなにアートになるもがあふれているのに、毎日つまらないと心の中でつぶやいていたのだから自作自演もいいところだ。

それから知らぬうちに内省ができるのも、ただのアート表現ではない表現アートセラピーの特徴だと思う。
特に後半の回では、自分を客観的に観ることを何度も経験した。これまでの「周りからどう見られるのだろう」といった類の視点ではない。

私が感じている感情、それを表現しようとする時に生まれてくる感情、その感情に気づいてさらにどう感じているのか、絶えず生まれ移り変わっていく自分の一つ一つに気づいていくことで、新しい自分を見つけることができた。専修講座に参加した時からここまで、自分なりに成長してきたことに自分で花マルをあげたいと思った。

何度も言うが、こんなことは大人になって他ではやらない。
子どもの時ですら、ちゃんと子どもをやれなかった私はほとんど経験してこなかったことだった。

けれど、ここでは大声を出すことも、感情を表現することも、夢中になることも許されている。感情を表現することと感情的になることは違う。

分かっていても、実際にそれをやるとやらないでは全く違う。最初は難しいけれど、自分を取り戻すには安全な場所で練習していくのも必要だろう。

身体を使うことで、単純に無意識的に抑圧していたエネルギーが解放される効果もあると思うが、それらはとても気持ちがいいことだった

自分の感性や感情を表現することは美しいことだと私は思うようになった。

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