半年間のワークショップが終わって早一カ月以上経ちますが、私のライフデザインは今なお進行中です。終わってからも楽しみながらワークを続けているのはこのワークショップが初めてかもしれません。
これまで私は、職業とか趣味とか、何か外から見てわかりやすい変化に取り組んできました。
それが最近では、日常のありふれた生活(衣食住)を整えることこそが人生を幸せに生きていく上での土台になるのではないか、とそんな思いを持ち始めていました。
しかしながら、実際どのように整えていけばいいのかよくわからず、小さい変化に留まっていました。
ワークショップでは、衣食住の現実の生活に取り入れられる実践的な実習を、インテグラル理論という心理学の手法を使うことで、ただ手を動かすのではなく、自分や周りの人、モノ、環境とどのように今まで関わってきて、どう変えていきたいのかを心に問いかけながら行いました。
今までのワークショップと違うのは実際に生活に取り入れられるモノを自分で作ることができたことです。
各人にぴったりとマッチしたものが最終的にできあがり、個性豊かでした。好みというのは人それぞれで、全部素敵だな、ということを改めて感じました。
既製品ほどの仕上がりになっていなくても、芸術的でなくても、自分が良いと思ってデザインして作ったものは、絶対に自分を心地良くしてくれる!ということを確信したことが一番の素晴らしい収穫でした。また、自分に合っているもの、好きなものが世の中にないのなら、自分で創意工夫して作ってみようと思うきっかけにもなりました。
そして、いつもは作品作りを見守ってくれているエリさんも、デザインの講座ということで、作品にアドバイスをしてくれ、創作を手伝ってくださいました。それが自分に足りなかったもの(たとえばアクセントなど)を気づかせてくれ、人の助けを借りる良さも体感させていただきました。
衣食住の中では、住空間を一番なんとかしたいという希望があったのですが、エリさんにほどほどにやるか大きく変えるかどっちがいいですか?と聞かれ、「もちろん大きく変えたいです!」と答えたら、3部屋を模様替えする大規模なプランになりました。
プランを立てていただいたからには「やるしかない!」と意気込んだのですが、想像以上にパワーが必要でした。
仲間と一緒に取り組んでいるということや、エリさんに良い報告をしたい、という思いがあればこそ、自分だけでは絶対にできなかった、そもそもやり始めることすらできなかったことに挑戦できたと思います。
現在、家具を大きく動かす部分はおおよそできてきたかな、というところです。家のエネルギーの流れが明らかに変わったのを感じます。滞っていたところが流れ出したすがすがしさと心地よさを身体中で感じます。きっとこの先、生活以外の部分も変わっていくと予感させてくれます。とても感謝しています。
ありがとうございました。