参加者の声【ファシリテーター(教育者)のための心理学講座 2024】本当の自分で生きる

「ファシリテーターのための心理学講座」は、私が全ての回に参加できた初めての講座でした。

エリさんが毎回伝えてくださる内容は、「私が一番知りたかった事だ!」と心から感じました。

毎回今までの自分の生き方を振り返り、打ちのめされる気持ちが湧くのと同時に、「今までの生き方辞める。本当の自分で生きる。」と決意する、大きなきっかけの場を与えて頂いたと思っています。

全ての内容が初めて知る事で、どれも衝撃だったのですが、「自分軸」のワークが、一番深く心に残っています。
自分の軸を立てて境界線を作るワークで、私は自分の境界線を出て写真を選びに行くことが、とても怖く感じました。

「自分の場所(境界線)出るのこわい」
「なんで皆、あんな楽しそうに選べるの?」
「何選んだらいいかわかんないよ」

いろんな声とともに、「ああ、私は日常で、いつもこうやっている。」と思いました。
外の世界に出られなくて、自分の安心できるところに引きこもって、弱者を演じている自分です。

その仕組みが分かっても身体は重たかったけれど、近くの写真から見てみました。
好きかどうかなんてわからない、でも何となく気になったものを、少しずつ持ち帰る。

「これでいいのかな?」
「私本当にこれが好き?」
「これ、私っぽくないんじゃないかな?似合ってないって思われそう。」
「これは私というより、ただの理想じゃない?」

いろんな声で溢れていました。
なんとか作った自分の軸と境界線の中は、正直「よくわからない…」という感じでした。

けれどそのあと一緒にシェアした人が、自分の軸に好きな写真を貼っているけど、それらはテープで1ヶ所とめられただけで、
「今ここの私はこうやけど、いつでも剥がせる、取り替えられるねん~」と、笑顔で話した姿が輝いていて、
「あ、いいな。なんて軽やかなんだろう。」と感じました。

私は今まで自分軸とは、石を積み重ねていくように、確固たるものを築いていく事だと思っていたけれど、それが「自分の感覚で変わるもの、変えていくもの」でいいんだ、「私も、そういう軽やかな自分軸をつくりたい」と思わせてくれました。

今、WSが終わって、自分との向き合い方が大きく変化しています。
私は自分軸どころか、自分の感覚や感情を、正直に感じようとしていなかった事に気が付きました。

自分が作り上げた「こうするべき、これが正しい」という観念に沿っているかが行動の指針になっていて、その邪魔になる感情や感覚は、全部なかった事にしていました。

日々自分の感覚を正直に感じることを始めたら、今までの習慣や持っているもの、食べているもの、着てる服、「私これ、好きじゃないな」と感じることばかりでした。今、気付けて良かったです。

出てくる感情や感覚は、あっていいんだ、とゆるすことを始めています。
まずは、自分が自分と一緒に居てあげること。
そうしたら少しずつ、今自分に必要なことを、微細だけれど感じるようになってきました。
ようやく、本当の自分になるスタートを切れた感覚があります。
その自分が進みたい方向に、一緒にワークに取り組んだ皆や、アトリエワイエスがあることが、私にとってとても大きな希望です。

講座は毎回緊張したけれど、参加できて本当に良かったです。
とても大きなきっかけとなった毎回のワークを提供してくださったこと、そしてワークに取り組める環境を整えてサポートしてくださったこと、本当にありがとうございました。

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