参加者の声【表現アートセラピー テクニカル集中講座 in 北軽井沢 2024】自分と他者の変化成長を感じられた

エリさんの講座(北軽の)を今年(2024年)は絶対一度受けようと思っていた。
そしてテクニカルがいいとのことで参加させてもらい、お陰様で忘れられない講座になった。

正直最後のドラマワークまであんまり心が入っていなかった。

今だからわかるけど(これを書いているのは2025年の1月)私はまだまだ頭で生きていて、沢山本を読んだり他のWSなどに参加してわかったつもりでいた。
私はもう大丈夫とまで思っていた。それは自分の中にある恐怖と向き合うことがまだまだ怖かったんだよね。というよりも頭で生きることが癖になっていて、心で感じる、体を感じるということがわからないでいたんだと思う(今でもわかっているか怪しいけれど)。

ドラマワークの為に小さなグループで話し合っている時、私のやる気のなさにみんなにカツを入れてもらって、そして当日の朝のエリさんの”エッジを超える”という言葉に私のインナーチャイルドが反応した。

何かが乗り移るとはこのこと。これをしにきたんだよ!と言わんとばかりにそこから一気にアイデアが出てきて本番。

人前で泣く、しかも鼻水を垂らしたり駄々を捏ねたりすることを私はカンセリングなどに何度も言ってもできないでいた。

自分を崩してゆくのが怖かった。もうあんな風に否定されたり無視されたら私は生きていけない!過去の記憶が疼く。

でもこの時、私の番が始まってすぐにインナーチャイルドは叫んだ。
躊躇や恥なんて言葉は一ミリもなかった。叫んでも叫んでも、泣いても泣いても届かなかった私の声。

ここで表現した場面は、私が初めて行ったセラピーで見た(あれは催眠療法だったんだろうか)家族から無視され取り残され、最後は諦めて暗闇に去ってゆくという自分自身。
この寂しさが私にこびりついていた。だから入りやすかったのもあると思う。

20分泣き叫び続けた気がする。それでもまだまだ足りない気がしたし、最後家族と話している時に出てきた怒りの感情。
エリさんに”まだ母親を許せていない。”という言葉がその時わかった。

とはいえ、今回私の中にある爆発的なエネルギーを少しでも表現できたこと、しかも沢山の方に温かく見守られたあの空間はあのメンバーでしか作れなかったし、だからこそ私も表現することができたんだと思う。

まさにエッジを超えた体験。
ドラマワークまでのみんなとの交流、みんなのそれぞれのストーリーとエネルギー、そしてそれを包み込むようにサポートしてくれたスタッフのみなさんのお陰でしかない。

自分を表現してゆくことがとても怖かった。だけど表現することは自分の存在を肯定してゆくこと。
その気持ちよさや楽しさ、そして生きる喜びをアトリエは教えてくれた気がする。

今年はもっと自分を表現することに挑戦して行きたいと思っている。本当にどうもありがとう、そしてこれからもどうぞよろしくです。

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