秋から東京でも専修講座が始まりました。
この専修講座は６ヶ月の間に、表現アートのアプローチを様々な角度から体験する講座です。その中で、毎回テーマとなるワークを提供しています。

それは、「生命の法則」のワークです。
これは、宇宙や命などが持つ普遍的な叡智について学ぶワークなのですが、毎回テーマを変えて紹介しています。

今回は「選択の法則」

宇宙の知恵は、こんなふうに教えてくれています。

「選択とは、私たち（人間）にもたらされた大きな自由意志であるということ。」

日常の生活の中や、人生のあらゆる瞬間に私たちは選択をしています。それは、機会や物を選ぶ、決める、などの選択のほかに無意識にしているのが、感情や思考、反応の選択があります。

出来事に対して、私たちは何かの反応をするのですが、大きく分けると、ポジティブな受け取り方、もしくはネガティブな受け取り方の二つに分かれます。

感情はその後起こるわけですから、物事をどのような意味づけをして、受け取るかによって、自分自身の感じることは変化します。

そんな宇宙の叡智のワークをいつもは自分で提供し、みなさんの体験を興味深く見つめることが常でした。
でも、今回、自分自身の人生の中でいろんな出来事があり、混乱の最中での講座だったので、この機会に自分自身もワークをやってみることにしました。

そして、出来上がった何枚かの作品。

私自身が抱えていた、葛藤が、不思議と絵を描く途中から溶けるように心がほぐれ、いま自分が一番なっとくできる選択が見えてきました。
葛藤する心と対話しながら、幾つかの思いに気づき、自分自身が堅い枠から出ることができたような解放感が訪れました。
ほんの数時間のことだったのですが、それまで長く抱えてきた葛藤や、手放せなかった想いを手放すことができました。

日頃、ファシリテーターの役割に徹していたのですが、今回幸いにもサポートしてくれる仲間がいることで、自分自身もワークをすることができ、あらためてアートがもたらしてくれた力を思い出すことができたことがうれしく、幸せな気持ちになれました。

そして、その後、専修講座の２回目のテーマである、アートリテラシーの講座のメインである、絵本を創るワークがありました。
みんな、それぞれの人生を再創造するような絵本を作るため、午後の時間をめいっぱい使って、熱中して絵本を創りました。
短時間でしたが、一人残らず絵本を完成させ、すばらしい作品達をシェアしながら、感動する時間が流れました。
こんな貴重な体験を沢山することができた今回の講座は、きっとずっと心に残るものになって行くでしょう。

参加してくれたみなさん、すばらしい体験を一緒に過ごしてくださったこと、ありがとう。
愛を込めて

エリ