子供のころ、大切にしていた人形や絵本。
大人になってしまった今では、あまり思い出すこともないかもしれません。
私たちは、子供ではなくなったけれど、決して子供心まで失ってしまったわけではないのです。
子供時代に親しんでいたものにもう一度フォーカスすると、面白いことが起こるのを知っていますか?例えば、人形(パペット)を使ったセラピーや、童話やファンタジーの世界に親しむセラピーなどがそれです。
この秋(9月)は、インナーチャイルドと繋がることができるワークショップが続きます。
一つは、パペットを作ったり対話したりする「パペットと過ごすワンダーランドへ」という、物づくりの大好きな人が夢中になるワークショップ。
ワークショップの中で作ったパペットはきっと自分自身のチャイルドとコンタクトするのに欠かせないアイテムになりそうです。
パペットとは、人形劇につかわれる人形の呼び名です。
指人形、ぬいぐるみ、操り人形など、私たちは子供のころから、人形に親しんで来ました。誰もが子供時代、そんなキャラクターたちと遊んだ思い出があることでしょう。
私たちは、そんな人形達をただの物とは思えません。実際に、彼等は魂が宿りやすい媒体だといえます。
欧米では人形を相手にお話をしたり、ドラマを楽しむパペットセラピーが注目を浴びています。子供との対話を促すために人形を使ったり、自分自身との対話に役立てたりする興味深いアプローチです。
私も自分の子供達とのやりとりにこのパペットをよく使っていました。
その頃は、パペットセラピーなどという名前すら知りませんでしたが…。知らず知らずのうち、人形がもっている力に助けられ、コミュニケーションをスムーズに行うことができたことから、いつしかパペットの可能性について興味が湧いてきました。
実際に、自分のインナーチャイルドとの対話にも、このパペットが活躍します。彼らと話ができるのは子供だけではありません。
パペットのあどけない姿を通して、思いの丈を伝えてみてください。不思議に、彼らは応え始めます。自分の中にいるもう一人の自分との対話は、こんがらがってしまった自分とのコミュニケーションに必ず功を奏することでしょう。
ワークショップでは、お気に入りのキャラクターやオリジナルの人形作りのノウハウから、作るプロセスを丁寧にサポートしていきます。
パペットワークは、作るだけではなくその後のロールプレイの体験がたくさんの気づきのチャンスとなるはず。
今回、パペットセラピーワークショップのファシリテーターを勤めてくださるのは、デザインや物づくりの経験豊富な木島潤子(JUNKO)さんです。
彼女のクリエイティブな才能はすばらしく、一緒に過ごしていると、彼女の創り出す作品の面白さに釘付けになってしまいます。物づくりの面白さ、すばらしさを私は、彼女から教わりました。そんな彼女が創り出すファンタジーの世界にぜひ触れてみてください。
そして、インナーチャイルドへプレゼントする絵本のワーク「【インナーチャイルド WS in 北軽井沢】Art Book for Inner child〜世界でたったひとつの絵本をつくる」は、今回本格的な製本のノウハウをお伝えします。私自身、絵本の世界で仕事をしていた経験を活かし、絵本づくりの楽しさやすばらしさを体験していただきたいと思っています。
物語を綴ること、絵本を作る創造の楽しさも子供時代の自分と繋がるチャンスになるはず。ファンタジーという幻想の世界は、実は密接に私たちの潜在意識と繋がっているのです。
自分の心の奥深くに眠っている小さな子供と出会うために、ファンタジーの世界を旅してみるのはいかがでしょう?多くの大人は、ファンタジーなんて子供の世界、と軽く片付けてしまいがちですが、ところがとんでもない秘宝があることを見過ごしているのかもしれません。