禅は、茶道、書道のような「道」のつくものにも、その精神が息づいているように、日本文化に深い影響を与えています。そこに共通しているのは、一つの行為に専念することで自我を超え達観した行を成すことが出来るという智慧にあります。
そもそも、仏陀の教えを説くために広まった禅は、もともと心という物の在り方を解くためのヒントでもありました。ヒントというのは、答えを知らせてくれるためにあるのではなく、あくまで答えは自ら導き出すために在ることが大切だという点です。
私達はともすれば、答えどころか気づくことから逃げ回るように忙しく日常を生きているように思えます。それは迷いに満ちた時間なので、常にストレスから免れることはありません。
今を生きるために出来ること。それが禅なのかもしれません。
迷いや思考に翻弄される日常の意識から、心を静かに観つめることで、真理への扉が見つかります。
本講座では表現アートワークを通して、自分自身の内面を見つめ、無意識を表現していきます。
座禅、ウォーキングメディテーション、マンダラ制作、などの思考が停止させ心の浄化を図るエクササイズを通して創造性の源を探ります。

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