275

自分を見失い、落ち込み、力を失ったと感じるとき。

そんな時は、やみくもに動き回ったり、混乱して行動しないようにしましょう。心からできる感謝も見つからないほど、頭も混乱しているような時には、思考も一旦止めてみましょう。
そして、ただ地面に立ってみてください。自分の中心をただ感じて、立つだけでいいのです。立つと自然に自分の中心が見つかります。そして、しっかりと安心して立っていられる大地があることを確認するでしょう。それは、地球に重力があるから。

母なる地球はどんな存在も批判せずに受け入れ、平等に重心を保たせてくれています。そして、宇宙は何人もジャッジせずに光の恩恵を与えてくれていることを思い出してください。

274

内なる源は、決して自分の外側に離れて行ってしまうことは不可能です。しかし、これを自分は簡単に見失ってしまうので、「無い」と思い込み、見捨てられたような気持ちにさいなまれてしまいます。
それはまるで迷子になってしまったような気分かもしれません。その不安から逃れるように、他者を頼ったり、お金を稼ぐことに必死になるか、あきらめ、絶望しながら生きるなどネガティブな選択をしてしまいます。

そんな時は、たった一つだけ(本当に一つでいいのです)、心から感謝できることを思い出してみてください。それは頭で考える感謝ではなく、心から感謝の気持ちが涌いてくるものを。それが見つかったとき、自分の波動は確実に軽く高まっています。その地点で源はすぐ側に見つかるでしょう。

273

批判をして、相手を攻撃しても、結果的に自分が孤立するだけです。相手を否定し、自分の考えを守ることで、安心や満足感を得られるかもしれませんが、自分は古い観念に縛られたまま、さらに硬化していることに気づくことができません。

自分をコントロールすることが嫌なので、自分を正当化し、人をコントロールしようとします。そして、思うようにならない相手をさらに批判し、攻撃するのです。

自分はそんなことはしない…、そう思う時には、過去に誰かと対立したときにことを思い出してください。
どんな人でも、一旦対立すると、相手を批判することに忙しくなっているものです。

272

人の心や行動、社会で起こる現象や天気に至るまで、自分には手に及ばないものは沢山あります。そんなものを変えようとヤキモキするよりも、自分自身が決めたら変える事ができるもの(自分の心、習慣、自分の所有する環境)に工夫をこらし、取り組んでいくことに時間を費やすことのほうが何倍も楽しく、簡単なはずです。

気に入らない現実にフォーカスする癖をやめて、よりよくできるものを見つけてください。自分が気持ち良い存在になれば、いつのまにか、どこに居ても、誰といても心地良く生きられるようになるはずです。

271

この世のあれこれを思い煩うことは何に役に立つでしょうか?もしも、答えが見つかったら、すぐに実行してみてください。

そこで何が起こりますか?
心配は安心に変わりましたか?

もしも、思い煩うことばかりで、何も対処しないのなら、なぜ思い悩むのでしょう?多くの人は、変えられない事に抗い、変えられることに躊躇していることのほうが多いのです。そして、思い煩うことで、立ち止まって考えることが板についてしまっているものです。

270

子供時代、自分のネガティブな感情を親に受け止めてもらえなかった悔しさは心残りとなり、心の底に蓄積されたままになっています。それらの完結されていない思いは、いつか日の目を見ることを願っています。表現することを赦され、見守ってもらい、受け入れてもらえることを切望しています。

生きているとたびたび心地良くない出来事に出くわしますが、それは、そういった自分の未解決の感情を救うきっかけとなるわけなので、避けることではなく、むしろ、チャンスだと思ってください。