ぼんやりしていると（意図的に思考しないでいると）すぐに、私達はエゴのいいなりになってしまいます。
それは、まるで自分がエゴの操り人間になっているような状態です。
そんなふうに操られるのが楽ならいいのですが、それが不満なら、そのコントロールに気づき、エゴを観察できるところまで遠くまで離れてみてください。

エゴは、思考の産物です。
あなたの意識がこの世に生まれた後にやってきた新参ものなので、あなたがエゴに従わなければいけない法はありません。
むしろ、それを制覇してもいいのです。

恐れている状態が永遠に続くことはあり得ませんし、不可能です。
遅かれ早かれ、あなたは、その状況に慣れてしまいますから。

どん底があるということは、ラッキーです。
それ以上怖いことはないのですから。

怖れを乗り越えるためにできることは…
一番怖いと思うことに立ち向かうことです。
一番、苦手な問題を片付けることです。
一番、怖い状況から逃げずに、自ら解決策を講じることです。
一番怖い時に、内なる源の存在について思い出すことです。

この世で一番怖いことや、難関とは、自分の好きなことをやること、やり続けることへの壁にぶつかることです。
その壁にぶつかると、誰もが死にたくなるぐらい自分の価値を疑うようになるからです。
だから、好きなことや、やりたいことを見つけることが難しいと感じる人が多いのです。

問題にぶつかったら、解決の方向に向かってください。
問題について考え続けるのはやめて、ひたすら解決への道筋を辿り、出来る事に専念してください。
そうしているうちに、心は満たされ、軽くなり、やがて問題があった壁をのりこえているでしょう。
問題の本質とは、幻の壁のようです。
それを説こうとせずに、気分を充実させながら飛び越えてください。