恐れている状態が永遠に続くことはあり得ませんし、不可能です。
遅かれ早かれ、あなたは、その状況に慣れてしまいますから。

どん底があるということは、ラッキーです。
それ以上怖いことはないのですから。

怖れを乗り越えるためにできることは…
一番怖いと思うことに立ち向かうことです。
一番、苦手な問題を片付けることです。
一番、怖い状況から逃げずに、自ら解決策を講じることです。
一番怖い時に、内なる源の存在について思い出すことです。

この世で一番怖いことや、難関とは、自分の好きなことをやること、やり続けることへの壁にぶつかることです。
その壁にぶつかると、誰もが死にたくなるぐらい自分の価値を疑うようになるからです。
だから、好きなことや、やりたいことを見つけることが難しいと感じる人が多いのです。

問題にぶつかったら、解決の方向に向かってください。
問題について考え続けるのはやめて、ひたすら解決への道筋を辿り、出来る事に専念してください。
そうしているうちに、心は満たされ、軽くなり、やがて問題があった壁をのりこえているでしょう。
問題の本質とは、幻の壁のようです。
それを説こうとせずに、気分を充実させながら飛び越えてください。

人間は、問題を解こうと必死になり、問題の前に立ちすくみます。
いつも、その問題が頭をかすめるので、リラックスすることもできません。
たまに、気を紛らわせるために、忙しく立ち回ったり、お酒をあおったり、おしゃべりに夢中になったりします。
しかし、その興奮が冷めると、またあの問題が現れます。そして、その問いを解くことに頭を巡らせてしまうのです。私達人間とは、心底パズルを解くのが好きな生きもののようです。

あとから考えてみると、「あれは、大した問題ではなかった」と思うことがよくあります。実際、問題など一つの思い込みによって生まれた妄想にすぎません。

自分の中に存在している低いバイブレーションの意識が、ネガティブな可能性について妄想している産物が「問題」なのです。