インナーチャイルドとは？

インナーチャイルドを提唱し始めたのは、ジョン・ブラッドショーだとされています。
セラピストだった彼は著作「インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法」の中で、「インナーチャイルド」という言葉を紹介しました。
この本が大ヒットし、インナーチャイルドという概念が世界中に広まりました。

インナーチャイルドとは、子ども時代に大人から抑圧されて育ったり、いじめなどでからかわれる経験をしたり、まだ、こころが育たないうちに精神的なダメージを受けるような体験をしたことによって、子供の時に感じた、怖れ、悲しみ、孤独感など負の感情そのものを指します。

通常、人は成長するに従い、思考や行動が成熟していきます。そのことで、人と円滑にコミュニケーションをとったり、自分や人を大切にすることができるようになります。

しかし、子供のころに消化できない経験をしてしまうことによって、インナーチャイルドが根付いてしまうと、コミュニケーションが苦手だったり、感情をコントロールできなかったりして、社会生活に支障をきたすことがあります。
その反対に、一見、人間関係も仕事もうまくいっているように見えますが、でも、本人のこころの中では、なぜが虚しく、本当の自分を生きていないような感覚を覚える人もいるでしょう。

インナーチャイルドの特徴

・自己否定が強い
・自己価値観が低い
・対人恐怖症
・他人を支配しようとする
・正直な思いを伝えることができない
・人に嫌われることを異常に怖れる

インナーチャイルドの癒やし

多くの人が「インナーチャイルド」が、自分の中に存在する「癒やされていない子ども」と捉えて、「インナーチャイルドに会いに行く」という表現や「インナーチャイルドを抱きしめる」という表現をすることが少なくありません。
しかし、本来、「インナーチャイルド」とは子どもの時に固着したネガティブな「感情体」のことで、「人格を持った子ども」というわけではありません。
「インナーチャイルドを癒やす」とは、子どものころに経験したネガティブな出来事によって固着した感情を解放するプロセスをいいます。

はじめてのインナーチャイルドワークショップのめあて

この講座では、まず、「インナーチャイルド」とはなんなのか、どのようにしてできあがったのか、など、インナーチャイルドについて学んでいただきます。
その上で、インナーチャイルドが持つ怖れについて深く観察していきます。
なにに対して怖れているかは、その人の経験によって様々です。まずは、その怖れをじっくり観察して、インナーチャイルドと対話しながら、その怖れを手放す方法をお伝えします。

この講座は、インナーチャイルドを癒やすための鍵を握る「怖れ」の正体を解き明かし、解放までのプロセスを体験する2日間ワークショップです。

こんな方におすすめです

• インナーチャイルドの特徴に当てはまる方
• 最近、なぜか「インナーチャイルド」というキーワードが目につく方
• 自分の周りにインナーチャイルドの特徴に当てはまる人がいてその人との関係性に困っているという方
• 援助職の方でインナーチャイルドの癒やしを学びたい方
• 子育てに悩んでいらっしゃる方