参加者の声【Creative Drawing WS 2017 in 北軽井沢 vol.2 】種まきの秋

3日間のワークショップを振り返ると、自分に種を蒔いたような、そんな感じがしています。
初めての参加で緊張していましたが、一緒に過ごしたみなさんや秋の美しい自然に囲まれたアトリエのおかげで、安心してワークをすることができました。

「自分にとって絵を描くとはなんだろう」という問いからワークは始まりました。
鉛筆の持ち方や、描く対象をどのように見るかという技術的なことに加えて、描く私自身が対象になる、そのエネルギーを感じていく、ということがとても印象的でした。
見たもののエネルギーまで紙の上に表現していく過程は、とても新鮮で楽しかったです。

そうして描いていく中で、
「描くことは 呼吸すること 生きること」という言葉が浮かんできました。
急がずに、先を見ようとするのではなく、目の前にあるものと呼吸を合わせていく。そのプロセスを大事にすることに気づかせてもらったような気がしています。

ワークは集中するし、たくさんエネルギーを使うけれど、スタッフの方のおいしいお手製の食事で疲れもふきとびました。毎回の食事がとても楽しみでした。

最終日は一つの作品を製作するという課題がありました。その時に私の中で、たくさんの迷いや緊張感のようなものがでてきました。今までなら、「時間内に仕上げなきゃ」なんて自分をせかしていたかもしれません。
でもこの日は、そんな自分とも向き合う自分がいました。そうしてなんとか一つの作品を作ることができました。

焦らずに、一歩一歩、今ここから はじめていきたいです。

「自分と向き合ってどうやったらしっくりくるか 対話する。」
最後に講師のエリさんからいただいた言葉のひとつです。

このワークショップで蒔いた新しい種を大事に育てていきたいです。