参加者の声【インナーチャイルドWS in 北軽 2021 vol.2 |アートリテラシー編 】新しい物語

インナーチャイルドのグループに参加するのは、今回が2度目。
1度目は参加前からとても緊張していましたが、今回はそうゆうことはなく、けれどすごく気が重かったです。一番の理由は、物語を創るのか・・と。

北軽井沢のアトリエに着くと、これからワークがスタートするドキドキする気持ち、そしてホームに帰ってきたような安心感があります。アトリエとわたしたちを見守るようにいる浅間山。その姿はいつも優しく温かくて、わたしたちのワークをサポートしてくれているように毎回感じます。

今回創った黒い絵本と白い絵本。自分のインナーチャイルドへの贈り物。一度死んで生まれなおしたようなプロセス。
ワークとして外側の動きやだれかとシェアする事はとても少なかったのですが、その分、内側の動きを敏感に観察できる機会でした。

絵本を創っている時は、内観・瞑想の時間だったなと思います。自分を責める声や他人と比べる声、諦めようとしたり、思い通りに進まないことに怒ったり。
ふとアイデアがわいてきて、集中して作業したことはとても楽しかったです。思い込みや無意識のパターンも現れやすい状況で、それと同一化したり、観ることができたりと。たくさんのチャイルドも出てきました。

今回のインナーチャイルドのグループは、表面的には静かで強烈さはないようにみえるのですが、全然そんなことない!さすがやっぱりアトリエワイエスのワークです。

黒い絵本の元となったのは、これまでの人生で起こったことからくるさまざまな感情を感じた出来事。
あの時後悔したことを絵として表現しながら、正直に言えなかった相手に謝罪したり、怒ったり悲しんだり、わたしはこれを創る過程で、今まで忘れていたことを多く思い出せたし、内にあった自分だけの秘密とも再会できました。
その時毎に感じきれなかった感情をあじわい表現できて、この黒い絵本を創り終わった後は、ホッと安心して満たされたような気分でいました。
秘密を守り通すにはとてもエネルギーが必要なのだなということを改めて知りましたし、それを自分自身だけにでもオープンにできると、ただそれとしっかりと目を合わせるだけで、癒されるのだなと。

白い絵本は徹夜で完成。久しぶりの徹夜。
夜を通して、みんなで、それぞれが創った絵本。製本する時も、バタバタで、みんなで協力しあって出来上がりましたね。

最後にエリさんが絵本の読み聞かせをしてくれた時には、肉体は疲労感でくたくたでしたけど、満足感がありました。

それぞれの物語だけど、共同創造でできた絵本。
暖炉の火と煙と匂い。仲間との徹夜。夜中のチョコレートとコーヒー。芋粥のうまさ。すべてがこの新しい物語に入っているんだなと思います。それをチャイルドに渡すことができてほんとによかったです。しあわせだ!

すべてのチャイルドと、仲間と、エリさん、まいちゃん、えりちゃん!!本当にどうもありがとうございました!